*小さな活動が種となって、大きく育つ「守山」をイメージしてタイトルをつくりました。
◆美崎地区の歴史や人々の暮らしを凝縮 連帯と絆を育む土壌を若い世代へ伝える物語
今浜町美崎地区の伊藤 潔(いとうきよし)さんが、同地区の歴史や人々の暮らし、大川活用プロジェクトの取り組みなどを一冊にまとめた著書「びわ湖畔の小さなムラの物語」を自費出版しました。
伊藤さんが執筆を思い立ったのは数年前。自治会で活動される皆さんや美崎協力隊の立命館大学生グループhakoniwaなどへの感謝を形にしたいという思いからでした。同著は150冊を作り、これまでの協力者などに配るそうです。
若い頃から歴史が好きで調べ集めた資料によれば、美崎地区は、約200年前の江戸時代末期(文政・天保年間)に野洲川南流の寄洲や浅瀬が新田開発され、遠方から入植した人々によって誕生したとされます。
伊藤さんは「地区の歴史が浅い分だけ、人々の暮らしや心情を鮮明に描くことができました。住民も協力者も皆がフラットに話し合い目的に取り組む、地域コミュニティの一つの在り方として若い人たちに受け継いでほしい」と話していました。
同著は市立図書館でも読むことができます
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