男三人兄弟の三男として生まれ、女の子の節句である雛ひな祭りとは全く縁の無い家庭で育った。そんな私にも7年前に娘が生まれ、ついに雛祭りというものに縁ができた
義理の両親に買ってもらった雛人形を、妻と一緒に人生初めて飾り付け。不器用な私は小さな飾りを壊さないようにと必要以上に肩に力が入ったものだ。飾り付けが終わった雛人形を娘が不思議そうに眺める姿が愛おしい
そんな娘も小学生となり、一緒に飾り付けができるようになった。娘の隣には、雛人形の横に飾るひなあられを狙う弟の姿も。準備と片付けは大変だが、雛人形の前は自然と家族が集まる場所になる
あと何年、皆で一緒に飾り付けができるだろうか。娘が年頃になるまで片づけの時期を少し遅らせようかと企む私が、7回目の雛祭りを迎えるまであと2日。(た)
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