明けましておめでとうございます。
2025(令和7)年の幕開け。
いよいよ湖国で国民スポーツ大会〔旧:国民体育大会(国体)〕と全国障害者スポーツ大会が開催される、本番の時が近づいてきました。
本市は「わたSHIGA輝く国スポ・障スポ2025」の舞台となり、全国から集うアスリートとともに、未来へ躍動の一歩を踏み出します。
■大きなストロークで世界に羽ばたく
守山市出身
パラ競泳 南井 瑛翔(みないあきと)とさん
(近畿大学4年生)
▽2024年を振り返って
東京パラリンピックでは個人種目での決勝進出ができませんでした。パリパラリンピックでは決勝に行きたいと練習をしてきて、2種目で決勝進出を果たし、背泳ぎはアジア新記録、バタフライは入賞できました。世界で戦うようになってから国スポ・障スポは出場していませんでしたが、故郷滋賀での大会は出場します。
▽競技歴
私はS10という障害のクラスに出場する初めての日本代表選手でした。本当は緊張する試合より、練習の方が好きなんですけれど、試合の経験のあるなしの差は大きいので、パリパラリンピックの前はアジアパラ、ジャパンパラなど1年で6大会くらい出場してきました。
▽競技の魅力
水が気持ちいいこと。また、今の私は伸び盛りだと思っているので、競泳ではやった分だけタイムが伸びることです。スタートの飛び込みと大きなストロークが私の持ち味なので、「レースが始まる」緊張は嫌なのですが、声援はとても力になるとパリで実感しました。たくさんの人に応援してほしいです。
▽2025年の抱負
今は国内に競争相手がいない状態ですが、世界選手権ではメダルに絡んで、日本代表パラ選手として、いい姿を見せて、後進の選手を引っ張っていける存在になりたいと思っています。私生活では大学を卒業して上京し、選手生活の傍ら一人暮らしをすることになります。寂しがりなのでホームシックになるかもしれませんが、楽しみでもあります。
▽国スポ・障スポ本番の年へ
ここまで頑張ってこられたのは両親をはじめ、故郷の多くの応援に「かっこいいところを見せたい」「皆のためにもいい泳ぎをしたい」という強い気持ちになれたからです。わたSHIGA輝く国スポ・障スポは、守山から世界に羽ばたく私の湖国最後の舞台かもしれません。そんな気持ちを込めて出場するので、水しぶきの音や競技の迫力、試合会場の臨場感を、多くの人に生で見てもらえたらと思います。
■踊りと技のエネルギー 人生のステップも前へ
守山市在住
エアロビック 戸田 千晶(とだちあき)さん
(びわこ成蹊スポーツ大学4年生)
▽2024年を振り返って
エアロビックの練習、部活の器械体操、授業、アルバイトと、めまぐるしい1年でした。
▽競技歴
2歳から小学6年生まで器械体操をやっていました。けがが多かったこともあって、中学1年生の時に先生の勧めでエアロビックを始めました。今でも大学の部活動で器械体操をやっていますが、体幹や柔軟さは子どもの頃に身についたものだと思います。ワールドカップ出場やスズキジャパンカップ出場が主な成績です。もちろん国スポ佐賀大会にも出場しました。
▽競技の魅力
踊りながら自己表現をするのがエアロビックで、音楽に合わせて踊り、技を決めるのは楽しいです。エアロビックの魅力は、大舞台でいい演技ができた時の達成感と、エリアを囲んで他チームの選手たちやライバルが競技中の選手を、歓声をあげて盛り上げることです。
▽2025年の抱負
エアロビックの競技選手としては、わたSHIGA輝く国スポ・障スポを最後にいったん引退することになると思います。
体育の先生を目指していて、講師として働きながら教員採用試験に臨む予定です。最後の舞台では自分の良さを思い切って出し切り、感動してもらえる演技をしたいと思っています。
▽国スポ・障スポ本番の年へ
私生活での目標を達成して落ち着いたら、またエアロビックに戻ると思います。年代でさまざまなカテゴリがあるので、生涯スポーツとして、ずっとエアロビックに関わっていきたいと思っています。
エアロビックは8月に守山市民体育館で開催される公開競技なので、演技できることが楽しみです。演技のエネルギーと迫力、盛り上がる会場の雰囲気もぜひ見てほしい。大好きなエアロビックの魅力を、たくさんの人に知ってほしいと思っています。
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