新しい年が明けて1ヵ月以上が経過して正月気分もすっかり抜けたはずなのに、春節のインバウンドや春を告げる節分に湧く世間のおかげで思い出してしまった
今年の干支は蛇年。子どものころは、呼び方がなぜ「み(巳)」であるかが理解できなかった
年末年始の数日を一緒に過ごした2歳の甥っ子は、蛇を「しゅるしゅる」と呼ぶ。ライオンは「がおー」、恐竜も「がおー」、パンダは「ぱんだ」である。「しゅるしゅる」で思い浮かぶのは愛らしい漫画チックなへび。リアルな蛇が苦手な私は赤ちゃん言葉に救われた
ただ、食事の際に口にする「べびしゅしゅ」だけは最後までわからなかった。今思えば、あれは「味噌汁」だったのかもしれない。まだはっきりと喋れない彼の言葉をちゃんと聞き取って会話している(彼の)親はすごいなと感心するばかりだった。(い)
<この記事についてアンケートにご協力ください。>