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自治体の皆さまへ

[ピックアップ]令和7年度 施政方針(3)

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滋賀県守山市

■クローズアップ事業
(2)子育て環境の充実
令和6年度策定の「守山市子ども・若者応援プラン2025」に基づき、すべての子どもと子育て家庭への支援の充実、すべての子ども・若者の健やかな育成など、それぞれの支援を包括的に進めていきます。
その中で、まずは皆さまにご迷惑をお掛けしている待機児童対策についてです。今年度の待機児童数は、令和5年度の82人から58人に減少したものの、依然として多くの待機児童が生じていることから、市としてしっかりと取り組んでいきます。令和7年度の取り組みとしては、ハード面では、関西みらい銀行守山駅前支店跡地で定員19人の小規模保育所をこの7月に、また、立入町地先では定員90人の「(仮称)認可保育園守山こども芸術大学」を令和8年4月に、それぞれ開園を予定しています。
また、ソフト面では、これまで取り組んでいる保育士の確保と定着化の施策を着実に取り組むとともに、公立園で「土曜日保育の園集約化」による保育士の負担軽減に新たに取り組みます。また、民間園で潜在保育士の採用と園現場の負担軽減を目的とした「保育補助者雇上強化事業費補助金」を創設するなど、さらなる確保と定着化に向けて取り組みます。ソフト・ハードの両面において、でき得る対策を総動員する中、早期の待機児童ゼロを目指します。
また、子どもの居場所づくりに力を入れて取り組んでいきます。
現在建替中の平和堂守山店2階に「地域子育て支援拠点施設」を新たに設置します。子育て親子が気軽に立ち寄れ、交流・相談・息抜き・学べる場所となるよう、11月のオープンに向け整備を進めていきます。また、小学校の放課後児童の居場所については、現在、放課後児童クラブにより、安全な居場所の提供と児童の健全育成を図っていますが、今後、利用の増加が見込まれることから、学校施設全体の活用や地域との関わりなど、新たな放課後の居場所づくりについて検討を進めていきます。
また、今年度の中高生サミットで提言を受けました「憩いの場計画」について、昨年10月下旬の3日間、ライズヴィル都賀山のご協力を賜る中、プレイベントとして、中高生自らが「中高生の憩いの場づくり」の実践をしてくれました。令和7年度は市役所1階の多目的ホールに場所を移し、「学び」と「遊び」の共存する中高生の憩いの場「IKOI」を学生自らが運営する、新たな居場所づくりの実証実験に取り組みます。
また、ひとり親家庭や生活困窮世帯など、生活に困難な状況を抱え、支援を必要とする子どもに対し、悩み相談とともに、基本的な生活習慣の習得・学習などを支援する「こどもの居場所・学習支援事業」に取り組みます。令和7年度は、現在の浮気町での実施に加え、北部地域を対象に、モデル事業として夏休みなどの長期休暇を活用し、実施していきます。このほか、図書館の集会室を開放し、多くの子どもたちに学習できる場所と機会を提供していきます。

(3)教育施設大規模改修事業
児童・生徒の安全安心な環境の実現、教員の負担軽減、改築時期を迎える施設整備の財政負担軽減を目的として、小中学校の屋外プールの集約化を図ります。令和7年度は、吉身小学校と守山北中学校の水泳授業について、民間施設やもりやまエコパークの活用を継続するとともに、今年度に決定した小中学校プール施設のあり方方針をもとに、集約施設である屋内プールの整備に向けた基本設計および実施設計を行っていきます。
また、開館から40年がたとうとしている守山市民ホールについては、今年度策定の大規模改修基本計画に基づき、令和7年度に基本設計とあわせて、休館中と大規模改修後の管理運営に関する方針を策定し、「新たな文化的体験を生み、未来へ〝つなぐ〟市民交流拠点」を目指します。今後、令和8年度に実施設計を行い、令和9年度の工事着工から令和11年秋の開館に向けて、しっかりと取り組んでいきます。

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