■重点施策の方針
◆柱1 子育てするなら守山!
▽幼稚園給食の開始
園で同じ食事をみんなで分かち合うことで、食への意欲や関心を育み、子どもたちの健全な成長・発達を図るとともに、保護者の負担軽減にもつながるものと考え、幼稚園給食を開始します。また、保温・保冷機能のある食缶方式を採用することで、子どもたちに安全でおいしい、温かい給食を提供します。
また、小中学校の給食費については、令和7年度から学校給食費の改定を行いましたが、国の物価高騰対策交付金を活用することにより、現行と同額に据え置きます。なお、保育園およびこども園の給食費についても、同額に据え置きます。
▽妊娠・出産・産後の育児支援の充実
ネウボラ面接から始まる伴走型の相談支援や経済的支援に加え、産前産後の子育て応援家事サポート事業を新たに実施し、妊婦および1歳までの子どもを持つご家庭に、家事代行サービスを利用できるクーポン券2万円分を配付し、身体的・精神的負担の軽減と親子が触れ合う時間の確保を支援します。また、多胎児については3歳まで利用できるクーポンを最大3年6万円分配付します。また、これまでの妊婦健診や産婦健診、新生児聴覚検査の助成に加え、1ヵ月児健診を新たに実施するとともに、県内集合契約による産後ケア施設の拡大など、すべての妊産婦が安心して出産・育児ができるよう全力でサポートします。
▽教育環境の整備
建築後40年を経過した速野小学校北校舎部分の長寿命化改修工事に取り組みます。また、建築後20年を経過した守山中学校体育館は予防改修工事に合わせてエアコンの整備を実施するとともに、残る3中学校についても、近年の猛暑により夏休み期間中の部活動での使用が困難となっていることや避難所としても使用することから、体育館にエアコンの整備工事を実施します。
▽不登校対策の充実・部活動の在り方の見直し
今年度、モデル校3校に校内教育支援センター(SSR)を設置し、クラスに入りづらい児童生徒が校内で安心して過ごせる居場所を整備しました。令和7年度は、各小中学校の状況を踏まえ、やすらぎ支援相談員の拡充配置、備品などによる校内教育支援センターのさらなる環境整備に加えて、教育支援センターの備品整備も進めることで、児童生徒が安心して過ごすことができる環境づくりを行います。これに加え、メンタルヘルス予防教育として、新たに1人1台端末を活用した心の健康観察・教育相談システム「ここタン」を導入し、児童生徒の抱える課題や悩みの把握と早期支援を行います。また、今年度新たに創設したフリースクールなどの民間施設を利用する児童生徒の保護者に対する補助制度については、現在、10事業所を認定しています。引き続き、子どもたちの居場所づくりや学習支援の機会の確保に取り組み、不安を抱える子ども達や保護者に寄り添った支援を行っていきます。
また、部活動については、少子化の進展により全国で部活動地域移行の検討が進められており、生徒数が減少している中でも、将来にわたり生徒がスポーツ・文化芸術活動に継続して親しむことができる機会の確保が求められていることから、本市においても部活動の在り方について議論を進めていきます。
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