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[特集]未来の守山を考える(4)

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滋賀県守山市

■「農」からまちをブランドにする
地域おこし協力隊 モリヤマメロン農家を目指す小島 伯斗(こじまはくと)さん

◆豊かな自然と人の温かさ 協力隊に志願した理由
前職ではウェブ制作チームで働いていました。あちこち出かけて自然にふれることが趣味でした。母の勧めと転職のタイミングで農業に興味を持ち、守山市の地域おこし協力隊に就任しました。甘いといわれるかもしれませんが、人の温かさと、実家である大阪へのアクセスの良さ、豊かな自然に恵まれていたことが本音の就任理由です。
私のミッションは主に二つ。モリヤマメロンの栽培技術を習得することと、モリヤマメロンをはじめとする農産物と農業の魅力をSNSなどで発信して、守山産農産物のファンを増やすことです。
肝心の農作業は全くの未経験ですが、後者は前職の経験も活(い)かせるので、すでにいろいろな企画を構想しています。

◆比良の遠景と農地の近景 農業初心者も毎日楽しく
地域おこし協力隊として就労した山田農園は今浜町です。比良山系の遠景と、遮るもののない農地の近景の中に立つと心が躍り、癒やされます。市内でも眺望の美しいところではないかと思います。
受け入れてくださった山田さんは、最初に「『あれせえ』『なんでできんねん』は言わないようにする。俺も通ってきた道やから」と言ってくれました。
隊員に決まって、農家へ挨拶に回った時、皆さんから「これから頼むぞ」と声をかけられました。メロン部会の先輩や近所の農家との交流もあって、やっぱり守山の人は温かいと実感しました。
毎日が楽しくて「もっと守山がよくなるために頑張ろう」という気持ちも強くなりました。

◆農業の基本を覚えSNSで発信 独立就農の未来を見据えて
冬の間は、シュンギクやコマツナなど冬野菜の栽培、収穫、箱詰め、出荷といった農業の基本となる作業の毎日です。
仕事終わりにシュンギクをもらえることがあって、新鮮だからなのか自分が育てることに携わっているからなのか、少し苦手だったのにおいしくて、好きになりそうな気がしています。
メロンの栽培はただでさえ難しいといわれている上に、モリヤマメロンというブランド品質を育て上げるのですから、初心者の私には高いハードルだという自覚はあります。
農業に慣れることから始めて、3年間の隊員活動で、モリヤマメロンの栽培技術だけでなく、農業でしっかり独立して生活できるように準備していきます。
守山にはメロンだけでなく、しゅんぎく姉妹や守山矢島かぶらなど魅力ある農産物がたくさんありますし、「もりやまいち」などまちの魅力もたくさんあるので、どんどん発信して、「守山のまち」そのものをブランドにしていけたらと思います。
まずは、SNSで駆け出し農業人(私)の作業日誌の発信を始めました。皆さんのフォローで応援してください。

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