「熱中症」は、高温多湿の環境で、徐々に体内の水分や塩分のバランスが崩れてしまい、体温調節機能がうまく働かなくなり、体内に熱がこもった状態を指します。屋外だけでなく室内でも発症し、緊急搬送されたり、場合によっては死亡することもあります。体調の変化に気をつけ、熱中症による健康被害を防ぎましょう。
■~長崎県からのお知らせです~熱中症にご注意!
県環境保健研究センターでは、熱中症に関する地域の特性を把握するため、令和2~4年に暑さ指数(WBGT)※1と熱中症救急搬送者数などの調査を実施しました。
その結果、島原地域(消防本部管轄地域)は特に熱中症に注意が必要な地域であることが判明しました。
●島原地域は暑い!(※2)
7~10月に暑さ指数が30℃以上となった日数は県内最多です。
▽暑さ指数の日最高値が30℃以上の日の出現頻度
●熱中症で入院する人の割合が高い!
島原地域は、熱中症で救急搬送された人の約6割が要入院と診断されています。
▽病院搬送時に入院が必要と診断された割合
※1 暑さ指数(WBGT:WetBulbGlobeTemperature)とは、気温・湿度・輻射熱(日差しなど)など熱中症の危険性を示す指標で、単位は[℃]です。
※2 気象庁協力のもと環境省が公表している暑さ指数(平成22年~令和4年)において、観測地点「島原」および「口之津」は県内の他地点よりも高い傾向にあることが示されています。
1日あたり1.2L(コップ約6杯分)を目安に
・1時間ごとにコップ1杯
・入浴前後や起床後もまず水分・塩分補給を
出典:環境省リーフレット(高齢者のための熱中症対策)を加工して作成
「熱中症警戒アラート」は環境省のLINE公式アカウントで確認することができます
※二次元コードは本誌またはPDF版をご覧ください。
問合せ:健康づくり課(南有馬庁舎)
【電話】73-6641
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