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令和4年度決算の概要(1)

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滋賀県愛荘町

決算は、家庭でいう年間の家計簿にあたります。皆様から納めていただいた税金や、国・県からの補助金などがどれくらいあって、どのように使われたのかをまとめたものです。今月号は、その概要をお知らせします。
令和4年度は、第2次愛荘町総合計画前期基本計画の最終年であり、総合計画に掲げるめざすまちの姿「愛着と誇り。人とまちが共に輝くみらい創生のまち。」の実現に向け、重点戦略である「ひとづくり」、「しごとづくり」、「まちづくり」プロジェクトを推進するために必要な施策、新型コロナウイルス感染症の拡大防止、「ウィズコロナ」下での社会経済活動の再開に向けた対応と次なる危機への備えを引き続き図るなど、地域の実情に応じた効果的・効率的な施策などを行った結果、一般会計と特別会計を合わせた決算総額は、歳入が152億4,374万円、歳出が145億6,217万円で、歳入から歳出を差し引いた収支は6億8,157万円となり、次年度への繰越事業に充てる財源1億5,009万円を差し引いた実質収支は、5億3,148万円となりました。
地域の実情やニーズに応じて地方公共団体の判断で自由に使える余裕がどのくらいあるかという、財政構造の弾力性を示す経常収支比率は、令和3年度決算は86.9%でしたが、令和4年度決算においては、6.2%増加の93.1%となりました。これは100万円のうち93万1千円の使い道が決まっていて、6万9千円が自由に使えるお金ということになります。
今後も、第2次愛荘町行財政改革大綱〔前期〕に基づいた財政健全化に継続的に取り組むとともに、第2次愛荘町総合計画に掲げる重点戦略「ひとづくり」、「まちづくり」、「しごとづくり」を積極的に推進していく必要があります。
職員一人ひとりが経営感覚とコスト意識を持ち、行財政改革に主体的に取り組んでまいります。

■歳入の状況
一般会計の歳入総額は、116億4,120万円で、前年度と比較して1億626万円、0.9%の増となりました。
その内訳は、町が自らの力で収入できるお金(自主財源)は歳入全体の38.6%で、残りの61.4%は国や県からの交付金や補助金、町債(借入金)といった依存財源に頼っている状況です。
自主財源の柱である町税収入は、31億1,722万円(総額の26.8%)で、固定資産税の増収等により、前年度比3.3%の増となりました。収納率は98.0%となり、未徴収額については税の公平性の観点から、今後も引き続き町税収入をしっかり確保していく必要があり、町税等徴収対策本部や県と共同した徴収事務により徴収対策を進めます。
依存財源のうち、国庫支出金は、子育て世帯臨時特別給付金給付事業費・事務費補助金、住民税非課税世帯等臨時特別給付金給付事業費・事務費補助金の減により、前年度比11.6%減となりました。
町債は、愛知中学校等大規模増改築事業の実施による合併特例債、学校教育施設等整備事業債等で13億3,894万円(総額の11.4%)を発行しました。

■町税収入
令和4年度の町税収入は前年度に比べ103.3%31億1,722万円となりました。個人町民税は、個人所得の増加により10億3,588万円、前年度に比べ102.7%となり、法人町民税は2億1,775万円、前年度に比べ105.3%となりました。軽自動車税は町内の保有台数の増により8,831万円、前年度に比べ104.2%、固定資産税は16億2,172万円、前年度に比べ103.2%となりました。

▽町民一人あたり町税負担額(一般会計)14万6,245円
(行政区別人口世帯集計表(住民課)より令和5年3月31日現在人口21,315人)
町税収入額:3,117,218,080円÷21,315人≒146,245円

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