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子どもなんでも相談室

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滋賀県愛荘町

■「発達障がい(発達症)」とは
発達障がいは、「自閉スペクトラム症」や「注意欠如・多動症」、「限局性学習症(学習障害)」などの名前が社会に広がりつつあります。これは専門の医師が成育歴や発達検査などのたくさんの情報を集めて総合的に診断するものですので、ここでは発達障がいの考え方について紹介します。
一体、発達障がいとはなんなのでしょうか?
まず知っていただきたいのは、生まれつき脳の働き方のタイプの違いにより、物の捉え方や行動に特徴があることを「発達特性」といいます。これは、本人の個性でもあり、必ずしも「発達障がい」ではありません。
発達障がいとは、生まれつきみられる脳の働き方の違いにより、本人の特性と周りの環境とのミスマッチが起こり、困りごとや生きづらさが生じている状態をいいます。この状態では、身近な人がどう関わっていいか困ったり、本人自身が生きづらさを感じたりすることがあります。
発達障がいの治療法はありますが、現時点では根本的に治す方法は見つけられていません。そもそも、発達特性自体がその人の生まれ持ったものであり、その人らしく生きるための個性でもあり、環境によって強みにも、弱みにもなります。発達特性が、障がいとならないように環境を整えたり、生活上でうまくいかないことを軽減できるように支援することが大切です。
発達特性は、外見からはわかりにくいため、誤解を受けやすいです。養育者の関わりの問題ではなく、生まれ持った脳の働き方の違いです。身近な人たちが子どもの特性を理解し、関わり方や環境を工夫することで、困りごとを軽くし、心のバランスが崩れないように配慮することが大切です。

▽参考
『みんなで考えよう発達障害』パンフレット滋賀県健康医療福祉部障害福祉課
『NHK福祉情報サイトハートネット』

問合せ:健康推進課(愛知川庁舎)子育て世代包括支援センター
【電話】0749-42-7661

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