■リボンにメッセージを込めてシンボルマークとする「リボン運動」。
このリボンは、正式にはアウェアネス・リボンともいわれ、リボンを身に着けることは、社会問題や難病などへの支援を表明し、多くの人に関心を持ってもらうきっかけとなっています。
また、アウェアネスは、「認識・気づき」という意味で、アウェアネス・リボンは、「気づきのリボン」と訳されます。同じ色でも意味が全く異なるものもあり、身の回りで様々な色のリボンを目にするようになりました。
色のついたリボンは知っているけれども、どんな意味があるのか、案外よく知らないという人も多いのではないでしょうか。
そこで、今回は女性や人権に関連するリボンについて簡単にご紹介します。
▽ピンクリボンとは
ピンクリボンは、乳がん検診の早期受診や治療の推進を目的としたシンボルマークです。日本は乳がん患者と診断された人の割合も高く、乳がん患者を理解・支援するためとともに、乳がんの早期発見と適切な治療を受けることの大切さを知ってもらうことを目指しています。
▽パープルリボンとは
パープルリボンは、配偶者からの性犯罪、性暴力、ストーカー行為等、女性への暴力の根絶を訴え広く呼びかけるとともに、被害者に対して、ひとりで悩まないで相談してほしいというメッセージが込められています。
▽オレンジリボンとは
オレンジリボンは、子ども虐待防止のシンボルマークです。子ども虐待の問題に関心を持ち、住民のネットワークにより、虐待のない社会を築くことを目指しています。
▽イエローリボンとは
イエローリボンは、「違いを尊重し、すべての人が参加できる社会へ」をモットーに、障がいのあるなしに関わらず、ともに暮らし支えあっていける社会をつくることを目指しています。
▽レッドリボンとは
レッドリボンは、エイズ患者を差別せず、エイズに対する理解と支援をする意思を表すシンボルマークです。エイズで命を落とした人たちへの追悼から、レッドリボンをシンボルとする世界的な運動も定着しています。
このような様々なリボンを通して、人々の思いや実現したい社会を知りましょう。
問合せ:みらい創生課(愛知川庁舎)
【電話】0749-29-9046
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