皆さんは、がん検診を定期的に受診していますか?日本人が一生のうちにがんと診断される確率は2人に1人といわれており、非常に身近な病気です。今回は乳がんと子宮頸がんについて詳しく紹介します。
■乳がん
乳がんは、女性に最も多いがんといわれています。
40歳代~50歳代をピークに、社会や家庭で忙しく、社会的役割の大きい年代になりやすい病気です。
しかし、乳がんは早期に発見し、適切な治療を行った場合、90%以上は治るといわれています。
乳がんを早期発見するにはブレスト・アウェアネスが大切です。
▽ブレスト・アウェアネスとは?
自分の乳房の状態に日ごろから関心を持って生活すること。
▽ブレスト・アウェアネスの4つのポイント
(1)自分の乳房の状態を知る。
(2)乳房の変化に気づく。
(3)乳房の変化に気づいたらすぐに医療機関へ行く。
(4)40歳になったら、2年に1回乳がん検診を受ける。
■子宮頸がん
子宮頸がんは、20歳代~30歳代の若い女性に多いがんです。進行すれば、がんの治療により子宮を失ってしまう可能性があります。
子宮頸がんの原因は、HPV(ヒトパピローマウイルス)感染が関連していると考えられています。HPVは女性の約80%が一生のうちに感染する身近なウイルスです。感染したからといって、全てががんになるわけではなく、一部の方で感染が持続し、がんに進行します。HPVは子宮頸がんだけでなく、中咽頭がん、陰茎がんなど数種類のがんの発症にも関連があるといわれており、女性だけでなく、男性にも関係するウイルスです。
▽子宮頸がんを予防するには?
20歳になったら、2年に1回子宮頸がん検診を受けましょう。(初期では自覚症状がありません、定期的な受診が大切です。)
※町の乳がん検診・子宮頸がん検診は2年に1回です。町の集団検診は9~10月頃実施しています。医療機関での検診は1年を通して受診できます。直接医療機関へお申し込みいただき、町の検診で受けたいとお伝えください。
■子宮頸がんを防ぐために、下記の対象の方はHPVワクチンを公費(無料)で接種しましょう!
(1)定期接種対象の方…小学校6年生から高校1年生の女子。
(2)キャッチアップ対象の方…1997(平成9)年4月2日~2007(平成19)年4月1日生まれの女性。HPVワクチンは、子宮頸がん発症に対し、有効性・安全性が認められています。一人でも多くのワクチン接種で感染拡大を防ぐことができます。
問合せ:健康推進課(愛知川庁舎)
【電話】0749-42-4887
<この記事についてアンケートにご協力ください。>