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自治体の皆さまへ

健康ワンポイント 2月4日~2月10日は「滋賀県がんと向き合う週間」です。

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滋賀県愛荘町

現在がんになる人は2人に1人であり、4人に1人ががんにより亡くなっています。がんによって亡くなるリスクを減らすために、一度がんについて考えてみませんか。

■日本人のためのがん予防法(5+1)
がんの発症を完全に防ぐことはできませんが、予防をすることでがんになる確率を減らすことができます。今回は、科学的根拠に基づいた6つの予防方法をご紹介します。

(1)禁煙する
喫煙する人は、喫煙しない人に比べ肺がんや食道がん等様々ながんになるリスクが約1.5倍に高まります。
また、受動喫煙には肺がんや乳がんのリスクがあります。たばこは喫煙者だけでなく、まわりの人のがんのリスクも高めます。

(2)節酒する
飲酒は、肝細胞がん、食道がん、大腸がんと強い関連があり、女性では乳がんのリスクが高くなるといわれています。

▽1日当たりの飲酒量の目安(1日あたり純エタノール量換算で23g程度)
日本酒:1合
ビール大瓶(633ml):1本
焼酎・泡盛:原液で1合の2/3
ウィスキー・ブランデー:ダブル1杯(60ml)
ワイン:グラス2杯(240ml)程度

(3)食生活を見直す
▽減塩する
減塩により、胃がんの予防や、高血圧、循環器疾患のリスクの低下になります。
1日あたりの食塩摂取量:
・男性…7.5g未満
・女性…6.5g未満
ラーメンの汁まで飲んだら食塩5.6gります。

▽野菜と果物をとる
食道がんや胃がん、肺がんのリスクが低くなる可能性があります。脳卒中や心筋梗塞等の生活習慣病の予防にもなるため、可能な限り毎日意識して食べましょう。

▽熱い飲み物や食べ物は冷ましてから
飲み物や食べ物を熱いままとると、食道がんや食道炎のリスクを上げるといわれています。熱い物は少し冷まして、口の中や食道の粘膜を傷つけないようにしましょう。

(4)身体を動かす
身体活動量が高い人では、がん全体の発生リスクだけでなく心疾患のリスクも低くなるため、日常生活の中で無理のない範囲で体を動かしていくことが大切です。

▽推奨される身体活動量の目安
18歳~64歳:歩行またはそれと同等以上の強度の身体活動を1日分(息がはずみ汗をかく程度の運動は1週間に60分)
65歳以上:強度を問わず、身体活動を毎日40分程度

(5)適正体重を維持する
肥満度の指標であるBMI値※が、男性は21.0~26.9で、女性は21.0~24.9で、がん死亡のリスクが低いことが示されています。
※BMI値=(体重kg)/(身長m)

(6)感染症のワクチンを接種する
子宮頸がんワクチンはHPV感染を防ぐことができます。中学校1年生から高校1年生の女性は公費(無料)で接種できます。

がん検診でがんの早期発見・早期治療!

■がん検診を受けましょう
1回の受診でがんが必ず見つかるわけではありません。定期的に受診しましょう。
愛荘町が実施しているがん検診:医療機関等での個別検診(胃内視鏡検診・乳がん・子宮頸がん)実施中です。
詳しくはHP検索:愛荘町健康カレンダー
症状のない方が対象です。
気になる症状がある場合は医療機関で検査しましょう。

出典・参考:国立がん研究センターがん情報サービス

問合せ:健康推進課
【電話】0749-42-4887

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