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小学校における「40分授業午前5時間制」を広げていきます 未来を拓く愛荘16年教育(3)

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滋賀県愛荘町

愛荘16年教育においては、中学校卒業段階のめざす子どもの姿を「主体的・自律的な学び、探究的な学びができる子ども」としています。そのためには、本シリーズの(1)(2)で記述した自律型人材、自己調整力の育成をめざす学びの仕組みづくりが必要です。加えて、そうした目標に合う学習プラン・学習内容(教育課程)を柔軟に計画し、実行に移すことが重要になります。そこで、愛荘町においては、令和6年度から秦荘西小学校を文部科学省指定研究開発学校兼愛荘モデル校として、小学校における「40分授業午前5時間制」の新たな教育課程の実践研究を進めています。
「40分授業午前5時間制」は、1単位時間をこれまでの45分から40分に短縮し、午前を基礎的・基本的な知識・技能の定着を図る「学びの午前」、また午後を主体的・対話的で深い学びの充実をめざす「活動の午後」として位置づけるものです。40分授業で生み出した時間は、(1)学習の自己調整力の育成、(2)生活の自己調整力の育成、(3)自治活動、(4)探究学習、(5)教員裁量の時間としています。
授業時間を5分短くすることで、午前の落ち着いた時間帯にリズムよく集中して5時間の学習に取り組むことができます。5分授業時間が減りますが、教員は40分の授業をより精査して授業づくりを進めていると同時に、短縮によって生み出された時間を活用して、子どもたちは学ぶ内容を自ら考える自己選択学習に取り組んでいます。秦荘西小学校では、「40分授業午前5時間制」導入による学力の低下は、全く見られません。
愛荘町としましては、今後「主体的・自律的な学び、探究的な学びができる子ども」の育成を一層推進するため、令和7年度は秦荘東小学校、令和8年度には愛知川小学校・愛知川東小学校へ、「40分授業午前5時間制」を広げていく予定です。なお、導入にあたっては、丁寧な説明を行うとともに、アンケート等により子ども・保護者の皆さんのご意見をお聞きしていくこととしています。

問合せ:教育振興課
【電話】0749-42-8016

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