まちのたから発見

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◆古文書調査プロジェクト代表　西村泰郎(にしむらやすお)さん(大窪5区)
6月25日(日)、御舎利町会議所で「古文書が語る江戸・明治の御舎利町」が開催され、古文書調査プロジェクトの皆さんが調査報告を行いました。(本紙6ページ「まちのわだい」掲載)
今回は、古文書調査プロジェクトの発起人である西村泰郎さんにお話を伺いました。

◇古文書調査プロジェクトとは
令和2年、御舎利町文書の発見をきっかけとして、官民協働のプロジェクトが始まりました。
メンバーは、町内のサークル「古文書の会」「古文書を楽しむ会」と日野文化懇談会の有志で、これまでに約25名が活動に参加されているそうです。
月1回の活動日に近江日野商人ふるさと館に集まり、教育委員会の指導のもと古文書の年代や内容を読み解いて書き出し、番号を付けて目録を作成されています。

◇歴史の町、日野を誇って
西村さんは、退職するころから、生まれ故郷である日野町の歴史などの研究を始められたそうです。長年の活動を経て、現在は日野文化協会、日野文化懇談会、蒲生氏郷公顕彰会、近江日野史談会でも活躍されています。
西村さんは「古文書と聞くと難しく感じるかもしれませんが、謎解きのようなおもしろさもあります。町のたからである古文書を残すため、若い人にも関心を持ってほしいです」と話されました。また、「古文書調査プロジェクトをはじめ、町の文化財保存活用のためにできる限り活動を続けていきます」と話し、笑顔を見せてくださいました。

※西村さんの「西」は環境依存文字のため、置き換えています。正式表記は本紙をご覧ください。