まちのたから発見

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◆深山口(みやまぐち)原種組合　組合長　曽羽貢(そわみつぎ)さん(深山口)
近江日野産日野菜の原種を守っていくために、深山口原種組合の方々は日々活動されています。
今回は、深山口原種組合の曽羽貢組合長にお話を伺いました。

◇立ち上げのきっかけ
原種を守ってきた田中保男(たなかやすお)さんが亡くなられ、「誰かが守っていかなければならない」という思いのもと、有志の方が集い、平成17年に深山口原種組合は発足されたそうです。

◇原種を守るために
日野菜は9月の種まきから始まり、翌6月に種もみ作業を行い、種を収穫します。その間には、間引き作業や苗の植え付け、アブラナなどの日野菜以外のものが生えた際には交配しないように摘み取るなど、原種を守る為に活動をされています。

◇GI(ジーアイ)認証を受けて
曽羽さんは「種を守ることに責任がありますが、より責任感がでてきました。近江日野産日野菜は他の地域の日野菜にはない特徴があり、これまで正しい知識で育て、守られてきました」と話してくださいました。

◇できるだけ長く継承していきたい
これからの活動について、曽羽さんは「発足から18年が経って組合の方も高齢化が進み、継承することが大変です。1年でも長く継承していかなくてはいけないため、新しいやり方も考えていく必要があります。なかなか採算はとれませんが、熱い思いをもっている組合の人たちと一緒に続けられるところまで続けていきたい」と決意を述べられました。