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まちのわだい

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滋賀県日野町

◆近江中山の芋競(くら)べ祭り
「西の芋より東の芋は、一定(じょう)も二定も三、四定も五、六定も長(なご)う打ちましてござる」
9月3日(日)、熊野神社(くまのじんじゃ)と野神山(のがみやま)で「近江中山の芋競べ祭り」が行われました。
近江中山の芋競べ祭りは、代々受け継がれてきた850年以上の伝統があるお祭りで、国の重要無形民俗文化財にも指定されています。熊野神社で三々九度の盃(さかずき)を行ったあと、東西に分かれてそれぞれ別の道で野神山へ向かいます。野神山では祭場で儀式が行われ、里芋の長さを東西でかわるがわる測りながら競い合います。西が勝てば豊作、東が勝てば不作といわれており、芋を競べる際の所作などから「天下の奇祭」とも呼ばれています。
町内外から訪れた多くのお客さんに見守られながら厳(おごそ)かに行われ、今年は東がわずかばかり長かったようでした。

◆「『近江日野商人』に着目した取り組みに関する包括連携協定」を締結
「近江日野商人を発祥とする現存企業は全国に30社以上」
9月7日(木)、町は一般社団法人100年経営研究機構と「『近江日野商人』に着目した取り組みに関する包括連携協定」を締結しました。
この協定は、近江日野商人の歴史的、文化的、社会経済的な価値に着目した取り組みを実施し、近江日野商人の価値および長寿企業に関する社会的関心を高めるとともに、日野町の活性化に寄与することを目的としています。
同機構は「100年経営を科学する」をコンセプトに、持続可能な経営の原理原則や英知の探求と永続経営の普及啓発を目的として活動する中で、近江日野商人の経営に着目して2019年から何度も日野町を訪れ、近江日野商人館満田良順(みつだりょうじゅん)館長のもとで研究を深められています。
今後は町が機構と連携することにより、近江日野商人や日野町の認知度を向上させ、交流人口の増加や町の活性化をめざして取り組みます。

◆町内小学校で美術ワークショップを開催
「線の太さや形などで心の中を自由に表現」
日野町文化振興事業団では、町内の子どもたちに芸術に触れる機会を提供するため、9月から10月にかけて町内の小学校4年生を対象に県下で活動する美術アーティストを講師とする筆文字・ペン画・絵手紙・色鉛筆画のワークショップを開催されました。
初回となる9月8日(金)は、桜谷小学校で彦根市出身の筆文字アーティスト北川智子(きたがわともこ)さんを招いて筆文字ワークショップが行われました。
北川さんは「筆文字での表現は自由で、すべての作品が100点満点です」と話したうえで、筆文字でのさまざまな表現方法を児童たちに伝えられました。
最後に「大切な人へのメッセージ」や「好きな言葉」というテーマで作品作りに取り組み、児童たちは、画用紙に「ありがとう」や「大好き」などの文字を思い思いに表現していました。

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