◆迫(はさま)メンマグループ
今回は、JAグリーン近江と共同で「はさまメンマ」を作られた「迫メンマグループ」の代表木村薫(きむらかおる)さん(下迫)にお話を伺いました。
◇「迫メンマグループ」について
上迫・下迫地区は、タケノコの産地でありながら高齢化のため現在は出荷されていないという背景があり、JAグリーン近江から「メンマを作ってみないか」と声がかかったそうです。昨年1月、長野県飯田市で放置竹林整備の一環でメンマを作って販売されているNPO法人いなだに竹Links(ちくリンクス)の方から説明を聞き、有志でグループを立ち上げられました。現在は上迫・下迫の竹林所有者を中心とする12名のメンバーで活動されています。
昨年からJAグリーン近江とともに試行錯誤しながら取り組まれ、今年初めて「はさまメンマ」が商品化されました。9月5日(木)からフレンドマート日野店のインショップで販売され、限定120袋が約2週間で完売する人気ぶりでした。
◇「はさまメンマ」の特長
メンマは、1・5m~2mの幼竹を収穫・加工して作られます。節ふしと節の間の部分を切り、2か月間塩漬けにしたあと、塩抜きと味付けをし、パック詰めして商品になります。市販されているメンマのほとんどは輸入品ですが、国産のメンマはくせのない味と食感の良さで人気があります。
「はさまメンマ」は黒コショウで味付けされていて、「濃いめ」「薄め」の味付けと柔らかい「穂先」の3種類の商品があります。購入された方からは「おいしい」と好評だったそうです。
◇「はさまメンマ」への思い
木村さんは「取り組みを通して上迫と下迫の交流ができたし、町内外の方に迫を知ってもらうきっかけにもなったので、やってみて良かったです。今後、放置竹林対策にもつながると良いと思っています」と話されました。
来年以降も「はさまメンマ」の販売を予定しているそうです。ぜひご期待ください。
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