◆能登半島地震
日野町長 堀江和博
この度の能登半島地震により犠牲になられた方々に謹んでお悔みを申し上げるとともに、被災されました皆様、ご家族の方々に心よりお見舞い申し上げます。皆様の安全と被災地の一日も早い復興をお祈り申し上げます。
当町の地震への対応についてお伝えしたいと思います。1月1日は当町で震度4を観測したことから、警戒態勢を敷き、町内に被害等がないか確認を行いました。幸い被害等の報告がないことから、翌日は被災地の情報収集にあたり、3日の午前に幹部会議を開催、能登地方(七尾市)へのプッシュ型支援を決定しました。被災地を放ってはおけない気持ち一心での決定でした。
プッシュ型支援とは、発災当初は被災自治体において情報把握や支援要請に時間を要することから、国や県の要請を待たず、被災地に物資等を緊急支援することをいいます。現地の七尾市長と直接連絡を取った上で、3日の夜には先遣隊として役場職員2名が緊急物資とともに七尾市に向かい、翌4日にも追加支援としてさらに2名の派遣を行いました。5日以降は滋賀県が能登町支援の担当となったことを受け、県庁職員と合流し能登町に入り支援を行いました。その後も刻々と状況が変化する中、七尾市からの追加要請に応じ1月中旬にはのべ6名の職員派遣を行ったところです。
なお、日野町を含む近隣2市3町で構成する東近江行政組合消防本部において、発災直後から緊急消防援助隊が派遣されました。余震も続く中、主に珠洲市に入り救出活動に従事されました。危険も顧みず活動に当たっていただいた消防隊の皆様に感謝を申し上げます。
被災地は今もなお厳しい状況が続いています。日野町は能登地方の被災者・被災地のためにできる限りの支援を引き続き行ってまいります。そして今回は大きな被害がなかった滋賀県ですが、明日はわが身です。さらなる防災対策に注力してまいりたいと思います。
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