旧RD最終処分場問題については、令和2年度末に対策工事が完了して以降、対策工事の有効性の確認、処分場内の埋立廃棄物の分解・浸透水への洗い出しによる浄化の確認のための環境モニタリングが実施されています。また、水処理施設の維持管理を含め、県有地化された敷地の管理が適正に行われています。
■モニタリング調査結果
処分場の浸透水、周辺地下水の水質調査等は定期的に年4回実施されています。7月に令和6年度第2回目の調査が実施され、調査結果はこれまでから安定な状態で推移しています。
周辺地下水については、自然由来のものと考えられるヒ素の環境基準値超過が2地点あり、また、ホウ素についても環境基準値前後で横ばい傾向にある1地点で今回超過が見られました。
敷地内の表流水が集まる洪水調整池の水質については、有害物質における環境基準の超過はありませんでした。洪水調整池から表流水が流入する経堂池の水質についても、5月に調査が実施され農業用水基準の超過がないことが確認されました。
硫化水素にかかる敷地境界ガス調査については、全地点で不検出となっています。
■維持管理の状況
敷地内の設備等各所の維持管理については、管理委託業者および県職員による施設の点検、水処理施設の運転調整や監視が継続的に実施されており、異常などは発生していません。
■アーカイブ(注)の作成
旧RD最終処分場問題について、住民と県・市がともに事実関係の整理やこれまでの対応の振り返りを行い、記録として取りまとめるとともに、再発防止につなげることを目的として、旧RD最終処分場問題連絡協議会を作成主体としてアーカイブを作成していきます。
(注)後世代のために記録を取りまとめ保管すること
※地下水などの利用にあたっては引き続き十分に留意してください
※過去の対策工事や周辺地下水などの状況、敷地管理情報は、滋賀県ホームページをご覧ください
問合せ:
市役所産業廃棄物対策室【電話】551-0469【FAX】551-0148
滋賀県最終処分場特別対策室【電話】528-3670【FAX】528-4849
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