■マイクロアグレッションとは?
(マイクロ…「ささいな・ちいさな」「見えにくい」アグレッション…攻撃)
言葉を発する側に、相手を傷つけたり差別したりする意図はないものの、社会的マイノリティ(少数派)に対する無知や存在の無視、偏見や差別意識がみられる言動のことです。
▽遠いところ車いすでお越しいただき大変だったでしょう。
わたしにとっては仕事で相手先に伺うのはふつうなのに…。
▽(男性に)君、彼女いるの?
僕のパートナーは男性なんだけど…
▽ブラジル人だからサッカー得意だよね。
ブラジル人だからサッカー得意って決められてもなぁ。
▽女子力高いね!
女子力っていったい何?女性はそれがないとだめなの?
このように、一見、誉めたつもりや善意からの言葉・行動であっても、実はそこに「偏見」「差別」をベースにした「けなしや見下し、侮辱や中傷」が含まれていることがあります。
・多くの人は、自分の無知や偏見に気づかず、「自分は差別しない」と思っています。
・言われた側の受け止め方も人によって異なるので、被害を訴えた人がいると、「悪気はないのに」「これでは何も言えなくなる」と逆に非難したり不快感を表して訴えた人を追い込んでいきます。
表現する側が無自覚であるために、何度も繰り返され、対象となる人を徐々に傷つけます。一つ一つは小さなことかもしれませんが、これがきっかけとなって、より暴力的な差別行為や社会的排除などにつながる可能性もあります。
相手のことを理解し、お互いの関係性を深め、優しくて素敵な人間関係を築きましょう。
問合せ:人権擁護課人権教育啓発係
【電話】551-0133【FAX】552-5544
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