■一般会計
令和5年度の一般会計決算額は、歳入総額285億1,708万円、歳出総額277億1,062万円となり、歳入歳出の差し引き額から令和6年度へ繰り越した事業の財源2,440万円を除いた実質収支額は、7億8,206万円となりました。
▽歳入 285億1,708万円
前年度に対して1億9,534万円、0.7%の増となりました。
歳入は、市税や使用料、手数料などの「自主財源」と国・県の補助金や市債などの「依存財源」に分けられます。
内訳は、自主財源が166億3,252万円で構成比58.3%となっています。市税や財産収入の増により、前年度比1億6,550万円、1.0%の増となりました。
依存財源は118億8,456万円で構成比41.7%となっています。国・県支出金の増により、前年度比2,984万円、0.3%の増となりました。
▽歳出 277億1,062万円
歳出は、前年度に対して2億710万円、0.8%の増となりました。
経費の内訳を目的別に見ると、構成比は、民生費(40.9%)、教育費(12.3%)、公債費(12.0%)などとなっています。
性質別に見ると、義務的経費が154億6,940万円で構成比55.8%となっています。義務的経費とは、その支出が法令などで義務づけられ任意に削減することが困難である経費であり、扶助費である自立支援給費事業や人件費の増により、前年度比6億975万円、4.1%の増となりました。
投資的経費は27億4,040万円で構成比9.9%、前年度比2億3,602万円、9.4%の増となりました。投資的経費とは、主に公共施設を整備するための費用で、令和5年度は、介護施設等整備事業や東部開発事業などを実施しました。
その他の経費は95億82万円で構成比34.3%、物件費の減などにより、前年度比6億3,868万円、6.3%の減となりました。
■基金の現在高
基金には、年度間の財源の不均衡を調整するための基金や施設の建設など特定の目的のため資金を積み立てる基金などがあります。本市では、墓地公園の整備などの資金に充てるための基金を設置しています。
令和5年度末の基金の現在高は、合計で77億6,831万円となり、令和4年度末と比べて3億2,555万円の増加となりました。
■市債の現在高
市債とは、市が道路や施設の整備などを行う場合、国や金融機関から借り入れるお金のことです。
市債には、応急的な財源の確保と、これからの施設を利用していく「将来の市民の皆さん」にも費用を負担していただくという世代間の公平性を図るという機能があります。
令和5年度末の市債の現在高は、合計で525億4,744万円となり、令和4年度末と比べて、21億4,302万円の減少となりました。
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