市内3中学校の生徒会メンバーと令和6年4月に就任した今井教育長が学習のこと、学校行事のこと、さまざまな学校生活について話しました。
■印象に残っている学習は?
吉新さん:人権学習の取組で地域や施設に行き、部落差別について、先生だけでなく、経験や体験をした人の話を聞くことで「差別はダメなものなんだ」とより強く感じることができました。
下田さん:小学6年生の英語の授業で、タブレットを使い他の小学校と交流しました。6年間で1年に1回ほどのペースで聾話学校の生徒と交流したことが、とても印象に残っています。
伊藤さん:タブレットを使って、資料を作る授業がありました。絶滅危惧種についてのレポートやプレゼン資料を英語で作り、将来使える力を身に付けることができたと思います。
守田さん:治田東小学校は自然観察の森が近くにあるので、タケノコの観察をしました。短期間に何度も観察の森に行き、自然の成長する早さと特徴を楽しく学べました。
■印象に残っている行事・取組は?
芝田さん:
体育祭で団別のダンスパフォーマンスがあって、部活動とは違う多学年との交流が楽しかったです。
ダンスリーダーとして、1・2年生に意見をうまく伝えることは難しかったけど、最後までやり切ることができました。
濱中さん:中学3年時の生徒会では、学校の外で活動する機会が増えて新鮮な気持ちでした。中学生広場の司会をしたときは、分からないことを聞きながら、担当の役目は責任をもって取り組みました。とてもやりがいがあって楽しかったです。
■いじめについての取組
玉川さん:葉山フェスタでは、生徒会が中心になり、いじめをなくす人権の活動をしています。劇団の講演を見たり、バンドと一緒に歌ったりして、人権について学ぶいい機会となっています。
伊藤さん:栗東中学校では、生徒会が、その年に流行ったもので、いじめ撲滅運動の劇や動画を作り、合唱コンクールで流します。わかりやすく学ぶことができる良い取組だと思います。
■こんな授業がいいな
吉新さん:小学5年生から英語の学習が始まりました。中学でいきなりレベルが上がったので、低学年から英語に触れる機会があったらよかったな、と思います。
濱中さん:小学校の時の星空観察会のように、自分の目で実際に見ることができる、体験学習の場がもっと増えると嬉しいです。
■意見交流会で感じたこと
藤本さん:教育長の考えを知り、他の中学校との交流でみんなの考えを共有できました。自分の思いを言葉にして、行動に移すことが大切だと感じました。
渡部さん:みんなで話し合っていくうちに、自分の考えにはなかった意見も聞くことができて、もっと栗東市を知りたいと思いました。普段の生活の中でも良くしていける部分を考えて色んな案を出していきたいです。
■今井教育長
栗東で過ごしてきた皆さんと、大変有意義な話ができました。
特に、友だちと共に取り組んだ行事や体験、先生とのつながりの大切さの話は、とても心に響きました。
皆さんからの意見を今後の栗東の教育に生かしていきます。
参加してくれた皆さんありがとうございました。
■レッツGIGAプロジェクト
今年9月より授業支援システム「MetaMoji」を市内小中学校すべてに導入し、授業改善を進めています。導入に先立ち治田西小学校をパイロット校として運用の仕組みを構築し、学んだことや自分の考え、伝えたいことをまとめ、タブレットを用いてプレゼンテーションしやすい環境を整えました。
友だちの考えや思考過程の様子を共有しながら、自分の考えをさらに深め、積極的にみんなに伝える子どもたちの姿が多く見られるようになっています。
今後もタブレットを使った授業を展開し、仲間と共に生き生きと学ぶ楽しさを感じられる子どもたちを増やしていきます。
「Metamoji」とは、学習活動のためのデジタルノート。
まるで紙に書いているような感覚で編集することができます。
画面の共有機能を使い、先生は子どもたちの進捗状況をリアルタイムに確認し、授業を進めることができます。
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