毎年6月は「土砂災害防止月間」です。
これから梅雨や台風の時期を迎え、雨の多い季節になります。がけ崩れ・地すべり・土石流などの土砂災害は、どれも強い雨が原因となり、山や崖がある地域ではどこでも起こる可能性があります。普段から周辺のがけ地などの変化に注意するとともに、避難場所や避難経路を確認するなど「日頃の備え」と「早めの避難」を心がけ、万一の災害に備えましょう。
市内では、滋賀県により土砂災害警戒区域が148箇所、うち特別警戒区域が107箇所指定されています。
詳細は、栗東市総合防災マップまたは市ホームページをご覧ください。
■土砂災害とその前兆
土砂災害ではいくつかの前兆現象が現れることがあります。日頃より前兆現象の正しい知識を持っておき、それらの現象に気づいたときは、速やかに避難しましょう。
▽土石流の前兆
・川の流れが濁り、流木が混じり始める。
・雨が降り続いているのに、川の水位が下がる。
・山鳴りがする。腐った土の臭いがする。
▽がけ崩れの前兆
・崖から小石が落ちてくる。
・斜面に亀裂やはらみがみられる。
・崖から水が湧き出ている。
▽地滑りの前兆
・斜面から水が噴き出す。
・地割れが起きる。(地面に段差ができる)
・建物や電柱、樹木が傾く。
■避難のタイミング
土砂災害は、非常に速いスピードで襲ってきます。危険だと思ったときには、外はすでに身動きのとれない状況になっている可能性もあります。避難勧告が発令されても広報車や防災無線の音声が暴風や豪雨で家の中まで届きにくいことがあります。テレビやラジオなどの気象情報や周囲の状況に注意し早めの避難行動をとりましょう。
問合せ:土木交通課管理・用地係
【電話】551-0292【FAX】552-7000
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