栗東の芸術文化の発信拠点である栗東芸術文化会館さきらは、平成11年に開館し令和6年に25周年を迎えました。
開館当初より続く「さきら創造ミュージカル」は、オーディションで選ばれた市民がプロの指導を受け、滋賀の歴史や文化を題材としたオリジナルの作品を演じるという、全国でも珍しいさきらの看板事業。
25周年を記念して、さきら創造ミュージカル出身でテレビや舞台などでも活躍する、大塚宣幸さんを脚本・演出に迎え、第14作「潜水バスのターミナル」を制作。約60人の市民が令和6年8月から毎週さきらで稽古に励み、ミュージカルへの出演を目指しています。
■栗東発、市民が演じるオリジナルミュージカル!
開館初年度の平成12年1月、地域の子どもたち約200人が出演し、プロの脚本家や作曲家による、金勝山の歴史や文化を題材としたミュージカル作品「未来への約束~栗の木の東の国で~」が上演されました。
好評を受けて平成14年に制作された第2作「天河を越えて―我想飛越銀河(ウォシアンフェイユエインフー)―」は海を越え、友好都市である中国湖南省衡陽市で上演。以来、さきらの理念のひとつ「まちづくり、ひとづくりの拠点」の象徴となる事業として、さきらでの上演を続けています。
■さきらから夢ある未来へ!
これまでさきら創造ミュージカルでは13作の新作ミュージカルを制作、600人を超える市民が出演し、その中から何人ものプロの役者や演出家を輩出しています。近年では、かつての参加者の子どもや孫が参加するなど、世代を超えて活動しています。
これからもさきら創造ミュージカルは、滋賀の演劇文化の中心として、未来に向けて新たな作品を発信し続けていきます。
■ミュージカル参加者
▽大村仁瑚(おおむらにこ)さん
週末の稽古の時間が私の人生の楽しみのひとつです。記念すべき開館25周年記念作品に出演できることを心より幸せに思います。観に来てくださる人の心が満たされるような時間を仲間と共に届けたいです。
▽中村昌史(なかむらまさし)さん
さきら開館記念事業「未来への約束」に親子で出演しました。以来25年間出演し続けられたことは、私の大切な宝物になっています。25年の記念すべき熱い舞台も全身全霊をかけて演じます。
■今作で脚本・演出を務める大塚宣幸(おおつかのりゆき)さんからメッセージをいただきました
「さきら創造ミュージカル」の第2回・3回・5回に出演。
今回、開館25周年の記念事業に脚本・演出として参加できる事を光栄に思います。出演者として初めて参加したのが平成14年。あの頃、自分が23年後に作品の指揮を取るとは想像もしていませんでした。当時の共演者も、今回何人か出演します。こういう形で再会できるというのは自分にとって大変光栄なことです。あの時抱いたさまざまな感情は、間違いなく今の自分を形成していると思います。この作品も、観客にも参加者にも、今を生きる為の大切なピースになるよう精一杯務めます。「記憶」と「感情」。今回の作品テーマです。たくさんのご来場、心よりお待ちしています!
問合せ:スポーツ・文化振興課
【電話】551-0318【FAX】551-0149
■さきら創造ミュージカル2024-25「潜水バスのターミナル」
日時:
・2月8日(土)(1)18:30~(18:00開場)
・9日(日)(2)11:30~(11:00開場)(3)16:30~(16:00開場)
場所:中ホール
入場料:一般2,000円、大学生以下(24歳以下)、1,000円(全席指定、託児サービスあり)
問合せ:さきら
【電話】551-1455
HP検索:さきら創造ミュージカル
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