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令和7年 新年年頭のご挨拶

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滋賀県甲良町

町民の皆様、明けましておめでとうございます。
新しい年を迎え、町民の皆様と共にこの瞬間を迎えられることを大変嬉しく思います。昨年も皆様の温かいご支援とご協力のおかげで、町のさまざまな取り組みが進捗しましたこと、心より感謝申し上げます。
さて、令和7年は甲良町にとって特別な年です。今年、本町は町制施行70周年を迎えます。これまでの70年間、町民の皆様の支えと努力によって、町は発展してきました。この節目の年を迎えるにあたり、私たちは改めてこれまでの歩みを振り返り、未来に向けた新たな一歩を踏み出していきたいと思います。
一方、多くの課題に対応していかなければならない一年でもあります。
うち、大きな2点に限って述べますと、まずは防災対策の強化が急務であると感じています。
昨年の能登半島地震を受けて、私たちが直面している現実に対する意識も高まりました。本町は地震の直接的な影響はありませんでしたが、自然災害は予測できないものであり、私たちの町も、災害のリスクから無縁ではないことを改めて認識しました。
現在、総合防災センター整備事業や地域防災計画改正を検討しています。これらにより、災害発生時に迅速かつ的確に対応できる体制を整え、町民の皆様の安全を守るための基盤を強化します。
また、職員一人ひとりが災害時にどう行動すべきかを明確にし、これに併せて防災訓練を充実させるなど、災害への備えを強化していきますので、町民の皆様のご理解とご協力をお願い申し上げます。
もう一つ、私たちの町が抱える大きな課題は過疎化への対応です。少子高齢化が進み、特に若者の流出が続いている現状は町の将来にとって非常に深刻な問題です。過疎化が進むことで、地域の活力が失われ、社会基盤の維持が難しくなることが懸念されています。この状況を打開するためには、まず住宅用地の確保が不可欠であると考えています。移住者の受け入れや若い世代の定住を促進するためには、住みやすい住宅環境の整備が急務です。
また、過疎化対策として、地域経済の振興や雇用創出も重要な課題です。地元産業を活性化し、町に魅力的な雇用機会を提供することが、町の未来にとって必要不可欠です。そのために企業誘致を推進強化し、町の経済の活性化と共に若い世代が住みたいと思える環境を作り出していきます。
さらに、子育て支援や教育環境の充実も、若い世代が定住するためには重要な要素です。教育や福祉の充実を図り、町の未来を担う子どもたちが安心して成長できる環境づくりを進めていきます。
町制施行70周年という節目の年である令和7年は、町民の皆様と共にさらなる発展を目指し、これらの課題に一丸となって取り組んでいきます。防災対策の強化や過疎化対策など、多くの課題に直面していますが、町民の皆様と共に力を合わせて進んでいけると信じています。
最後に、令和7年が皆様にとって健康で幸せな一年となりますよう心よりお祈り申し上げます。今年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
令和7年1月1日
甲良町長 寺本 純二

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