甲賀市やとなりまち・滋賀県にゆかりのある本を毎月ご紹介します。
■はっぱいろの宝箱
滋賀県児童図書研究会/編 サンライズ出版
4年生のゆうきは、昔、朽木の木からお椀などを作る木地師(きじし)の村に「ろくろ分校」という分校があり、それを描いた版画と絵本があることを聞くのでした。滋賀を舞台に主に草や木に関する本当にあった話を元にしたおはなしをまとめた童話集です。
出てくる草木は花や木の扉など、主役から脇役までさまざま。どこに出ているか探してみてもいいかもしれません。
■萌木の国
今森光彦/著 世界文化社
滋賀出身の写真家が滋賀の雑木林や農場などを被写体として、自身や知人、歴史的なエピソードなどを交えて紹介しています。表紙の、この地域にある幹だけが異様に太くそこから芽が出ているクヌギ「やまおやじ」はなぜ、どうやってできるのでしょうか?
今やすっかり有名になったマキノのメタセコイア並木が整備されたころの裏話も書かれています。
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