知っとこうか!公立甲賀病院

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■第15回地域がん診療連携拠点病院について知っとこうか
副院長補佐・がん診療部長 金哲將(きんてつしょう)
公立甲賀病院は、令和5年4月より地域がん診療連携拠点病院の指定を受けました。これまで以上に病院の機能充実を図り、がん診療の地域連携協力体制を整備し、甲賀・湖南市の地域住民に質の高いがん医療を提供できるよう今後も努力してまいります。
地域がん診療連携拠点病院は、(1)集学的治療(手術・放射線治療・化学療法を効果的に組み合わせた治療)および標準的治療の提供、(2)緩和医療の提供、(3)セカンドオピニオンの提示、(4)地域の医療機関への診療支援や連携、(5)がんに関する相談窓口の設置、(6)院内がん登録の実施、(7)がん医療に携わる医師等を対象とした研修など、多岐にわたる役割を担う病院として、国が定める指定要件を踏まえ、厚生労働大臣が指定した病院です。今回、これらの要件について当院が一定レベル以上の水準にあると認められ、指定を受けました。
新型コロナ感染症の流行により、病院と地域との交流が困難になっていましたが、今後、地域住民や医療機関と交流・連携ができるように、市民公開講座などを企画・開催するとともに、色々な媒体を通して情報発信にも努めていく予定です。
がん医療では、「手術革命」と言ってよいロボット支援手術が広まり、当院でも令和5年度中の手術支援ロボット導入に向け準備中です。最新の手術治療を行える病院として、体制を新たに構築します。また近年、免疫チェックポイント阻害薬をはじめとする、新たながん治療薬が次々に登場し、がん患者さんの〝生活の質〟を考慮した外来化学療法が発展しています。当院でも外来化学療法室を運用し、充実に努めています。

問合せ：公立甲賀病院総務企画課
【電話】62-0234
【FAX】63-0588