令和5年度のJR草津線の利用状況は、令和4年度と比較して増加したものの、特に『貴生川ー柘植』間は、他の地域と比較してもアフターコロナの利用回復が鈍く、非常に厳しい状況です。
全国的にも公共交通機関の利用者が減る中でJR西日本だけでなく交通事業者は、存続をかけて、全国各地のローカル線でサービスの見直しなどの経営改革を進めています。
■1日あたりの乗車人数
(貴生川~油日の市内5駅合計)
◇警告
コロナ禍前の令和元年度と比較して、県内の他線区は、約90%まで回復しているのに対し、草津線は約86%の回復にとどまっており、危機的状況です。
■これからどうなる?草津線
JR西日本の経営改善に関する地方ローカル線の課題認識
JR西日本では、令和4年4月に「鉄道で移動を担うことが望ましいのか、皆様と議論をしていく」として、輸送密度2,000人/日未満の線区の利用状況が公表されました。
JR草津線は、公表対象となりませんでしたが、特に「貴生川ー柘植」間においては、令和5年度の輸送密度が2,250人/日と決して予断を許さない状況です。
■輸送密度(※)の推移(貴生川~柘植間)
※線区1kmあたりの1日の利用者数
◇警告
同じJR草津線の「草津ー貴生川」間の令和5年度の実績は16,122(人/日)に対して、「貴生川ー柘植」間は、県内のJR西日本で最低水準の輸送密度です。
■草津線の利用が減るとどうなるの?
◇草津線が少なくなったら困ります!!
・学校や電車のある駅までの車での送迎が必要になるなあ…
・大学や専門学校に通学するためには、下宿も考えないと…
・自由な時間がなくなるなあ…
・電車の時間に合わせて、遊びや仕事を切り上げないと…
・今は車が運転できても、将来運転できなくなったときに遠出ができなくなるなあ…
◇このままでは私たち未来の交通手段がなくなってしまいます
今私たちにできることは、自分事ととらえ草津線を利用する
例えば、市民一人ひとりが月に1回以上利用すると、草津線の乗車人数は現在の2倍に!!
みんなで利用して、草津線の未来を守りましょう。
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