■自分の経験を発揮できる場所
[女性消防隊 木下美加(きのしたみか)さん]
Q.消防団員になろうとしたきっかけは?
子どもが巣立ち、そろそろ新しい事に挑戦してみようかなと考えていた時に、尊敬する方にお誘いいただいて女性消防隊の活動の見学に行ったことがきっかけです。女性消防隊の主な活動が啓発だと知った時、私自身も普段から地域でボランティア活動や行事の司会等をしているので「私にも出来るかも!?やってみたい!!」と思いました。
また、親戚が阪神・淡路大震災時の被災者で、地震直後に現地に出向いたことがあります。短期間ではありましたが、一緒に過ごし、実際に目にした光景や体験した事など今でも覚えています。いざという時に少しでもまわりの方のお役に立てればと考え、入団させていただきました
Q.お仕事や生活との両立は大変ではないですか?
仕事との両立は難しいと感じる時もありましたが、入団して5年経った今は、できる範囲で無理なく消防団活動をさせてもらっています。
私の職場である歯科医院にはAEDも完備されています。使う事がないのが好ましいのですが、「もしも」の時は日頃から救命講習を受けている私がやらねばと思っています。
Q.消防団員をしていて良かったと思うこと(経験など)は?
消防団に入団してからは、普通なかなか体験できない救命講習の受講や市の防災訓練、そして春と秋の火災予防運動時の広報活動にも参加させてもらっています。活動を通じて学んだことを家族や友人などに伝えて、自分の住んでいるまちは自分たちで守り、より住みよく災害に強いまちとなるようにまわりの人と一緒にめざしていきたいと考えています。「備えあれば憂いなし!!」です。
現在、女性消防隊は11名しかおりませんが、使命感を持ち、熱い想いを持って活動に取り組んでいます。ご興味のある方はぜひ、一緒に活動しましょう!
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