■日野里山フリースクール スタッフ 玉崎蕗(たまさきふき)さん
信楽町出身で、2021年に友人とともに日野里山フリースクールを立ち上げ、「未来甲賀市2022-若者政策アイデアコンテスト」にも出場された玉崎蕗さんにお話を伺いました。
◇普段どんな活動をしていますか。
日野里山フリースクールのスタッフとして、学校に行くことにしんどさを感じている子どもたちや休息を必要としている子どもたちに、人との出会いや自然体験を通して、学び・育ちの機会や居場所を提供しています。日野里山フリースクールは、小中学生を対象に、平日毎日9:30〜15:30に活動しています。
◇フリースクールを立ち上げたきっかけは?
一緒にフリースクールを立ち上げた友人のお子さんが小学1年生の時に学校に通えなくなったのですが、当時日野町では、小学校低学年の子どもが学校以外に通える場所がありませんでした。当時別の仕事をしていた友人は、小学1年生の子どもを一人で家において仕事に行くこともで
きず、困り果てていました。不登校になったときに家にいるしか選択肢がないということは大きな問題だと感じ、数人の子どもたちを週2回程度預かることから始め、少しずつフリースクールとして活動するようになりました。現在は、町内だけでなく町外の子も参加していて、甲賀市から通ってくれている子もいます。
◇今後の目標は?
今は保護者の方から参加費をもらって運営していて、それでも運営していくには厳しい状況がありますが、教育は無償で提供されるものであるはずで、不登校になったからといってお金を払わないとどこにも行けないという現状はおかしなことだと思うので、もっと少ない参加費で持続可能な運営をしていけるようにしたいです。
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