[特集]「今」甲賀の農業がおもしろい(2)

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■甲賀で農業を盛り上げる!就農者へインタビュー
甲賀市で就農されているお二人にお話しを伺いました

◆「地域を創る生産者」としての活動を
[先輩農業者]
トマト農家(17年目)
TOMIKAWA GREEN FARM
富川育久(とみかわやすひさ)さん(水口町)

▽農業を始めたきっかけは?
祖父が農業をしていたことがきっかけです。大学卒業後、会社員として勤めていましたが、母の勧めもあり、祖父の農家を継ぐこととなりました。農業に携わることが初めてだったので、ちゃんと栽培できるか不安でしたが、祖父や先輩就農者の方から指導を受け今に至ります。現在は、指導農業士として就農をめざす研修生の受け入れをしており、将来のビジョンなど話し合いをしながら一緒に栽培をしています。

▽農業という仕事の魅力を教えてください
自分自身が育てたい・作りたいと思うものがカタチとなり、消費者の方に喜んで食べてもらえることが一番の魅力ですね。また、他の生産者の方や関係機関の方などたくさんの方と関わることができることも農業という仕事の魅力の一つだと思います。これまでは栽培に特化した農業をしてきましたが、これからは次世代の担い手の育成や農業をしやすい環境づくりなど、“地域を創る生産者”としての活動ができたらなと思っています。そして、甲賀市が“魅力ある産地”としてたくさんの人に知ってもらえる機会を創出していきたいです。

◆たくさんの人に「おいしい」を届けたい
[新規就農者]
イチゴ農家(1年目)
上田雄志(うえだゆうし)さん(信楽町)

▽農業を始めたきっかけは?
自営業がしたかったことと、お客さんと顔が見える仕事がしたかったことがきっかけです。元々県外で製造業の仕事をしていたのですが、結婚を期に地元である信楽に戻ってきました。地元で何か始めたいと思っていた時に、お客さんと直接関わることのできる“農業”に魅力を感じ、就農者としての道を歩み始めました。農業に携わることは初めてでしたが、土地は近所の方から借り、生産ノウハウは市や県、農協の方から教えてもらうなどたくさんの方にサポートしてもらいながら活動しています。

▽就農者となって嬉しかったことは?
「おいしい」というお客さんからの声を聞けたことですね。この春に初めて家の前で直売をしたのですが、想像していたよりもたくさんの方に購入いただきました。中にはさっそくリピートしてくれるお客さんもいてくださったりと、1年目からたくさんの人に評価いただけて嬉しかったです。今後はもう1棟ハウスを建てて、生産を増やしていく予定です。より多くの人に自分が作ったいちごを食べてもらって、笑顔になってもらえたらいいなと思っています。

■来春リニューアルOPEN予定
◇道の駅「あいの土山」
平成5年に県内で初めて道の駅として登録された道の駅「あいの土山」が来春リニューアルオープン予定!
道の駅「あいの土山」は、地元農家のみなさんが栽培した新鮮な農産物をはじめ、お茶や信楽焼などの地場産品が購入できる魅力あふれるスポットです。お楽しみに♪

■地産地消で甲賀を元気に!～直売所紹介～
◇花野果市(はなやかいち)(JAこうか)
地元特産品の米や茶、四季折々の農産物をはじめ、さまざまな食品を販売しています。地元農家さんの新鮮な農産物を購入して、みんなで地元を元気にしましょう!
・花野果市　水口店
場所：水口町水口6111-1
営業時間：9時～18時

・花野果市　貴生川店
場所：水口町貴生川285-2
営業時間：9時30分～17時

◇イベント
「甲賀の果樹まつり」開催
いちじく・ぶどう・なしの対面販売会and試食会を行います。
生産者の方と直接お話もできます。
ぜひお越しください!
日時：8月24日(土)9時～13時
場所：花野果市　水口店