■消防団員だった父に憧れて
・土山方面隊第2分団部長 太田正史(おおたまさし)さん
Q.消防団員になろうとしたきっかけは?
・子どもの頃に父親が土山町の消防団員をしていたこともあり、生まれ育った地域との関わりを持つことが大切だと思ったので入団することにしました。かなり昔のことになりますが、父親が消防用の黒い長靴を履いて活動に出かけていた記憶があります。
Q.お仕事や生活との両立は大変ではないですか?
・普段は工場や工務店などで使用するテントシートを製造する地元企業で営業職の仕事をしています。需要が限られた製品ということもあり大阪、兵庫など遠方の得意先を回ることがよくあります。一度地元の山内地域で林野火災があり、京都府の綾部から駆け付けた時は大変でした。
出張中など緊急時の出動は間に合わないこともありますが、周囲の理解のおかげで両立することができています。職場の中には他にも団員がいるので、地元企業ならではの「消防のためであれば」という雰囲気に助けられています。
Q.消防団員をしていて良かったと思うこと(経験など)は?
・地域との関わりができて多くの人と知り合いになれたことです。入団した時はまだ20代で、あまり地域の年長の方との関わりがありませんでしたが、今ではプライベートでも交流する関係になりました。分団の仲間は多くが山内小学校の卒業生でもあり、副分団長とは同級生です。結婚してから町外に引っ越しましたが、その後も縁が続いてふるさとの友人や地域の先輩、後輩たちと遊び仲間になれたのは良かったと思います。
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