人権コラム

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■「ハラスメント」について
ハラスメントとは「嫌がらせ」や「いじめ」などの迷惑行為を指し、相手に精神的・身体的な苦痛を与える行為のことです。コロナ禍にある企業において、新型コロナウイルスワクチンを接種していない職員に対し、「働くならワクチン接種は当然だ」といった発言や、勤務場所を隔離して業務をさせるといった事例が発生しました。中には精神的な苦痛を感じて退職に追い込まれる人もいたそうです。このような事例は職場だけでなく、学校や地域社会のどこにでも起こり得ます。ハラスメントを防止するためには、日ごろからお互いにコミュニケーションを取り、一人一人の感じ方や考え方を認め合うことや、相手からされて嫌な気持ちになったときには、自分の気持ちをきちんと伝えることも大切です。また、私たちがさまざまなハラスメントについて正しく知ることや、見て見ぬふりをしないこともハラスメントの予防・防止につながります。日ごろの何気ない言動が相手にとってハラスメントになっていないか、今一度、自分の言動をふり返ってみましょう。

文・人権擁護委員
あらゆる差別問題や家庭内・職場内・隣近所での問題など、住民の皆さんの身近な相談相手として悩み事や心配事の相談を受けています。
(心配ごと相談所⇒本紙13ページ)