■11月10日~16日はアルコール関連問題啓発週間です。
お酒は私たちの生活に潤いを与え、ストレスや緊張を和らげるなどの効果がある一方で、肝臓病発症のリスクを高めたり、糖尿病や高血圧症などの生活習慣病を引き起こす原因になります。また、長期にわたる過剰な飲酒によってお酒の飲み方を自分の意志でコントロールできなくなる「アルコール依存症」は、本人の健康問題だけではなく、社会生活や人間関係に支障をきたすおそれがあります。これは、やめたくてもやめられなくなる身体的・精神的な依存が形成される病気だからです。いったんアルコール依存症になると、専門的な医療機関での治療が必要となります。お酒を飲む人なら誰でもかかる可能性があります。治療を進めていても、「一回ぐらいいいだろう」と一度でもお酒を飲むと、また元の状態にもどってしまいます。本人が治療に対して積極的に取り組むことはもちろん、回復のためには家族や周りの人のサポートが非常に重要になります。本人も周りも病気だと気付きにくいこと、誤解や偏見のために受診が遅れることも多く、正しい知識と理解が必要です。もし、あなたの周りに「依存症かも?」と思われる人がいたら、勇気を持って専門の機関に相談することを勧めましょう。
あなたのお酒の飲み方大丈夫?
◇相談機関
・竜王町自立支援課(庁舎1階)
【電話】58-5323/平日8:30~17:15
・滋賀県立精神保健福祉センター
※面接は要予約
【電話】077-567-5010/平日9:00~16:00
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