■多様性とコミュニケーション
「とりあえずビール!」いやいや昭和ではなく今や多様性の時代。酎ハイ・ハイボール・ジュース・お茶・水と、宴会スタートの乾杯はさまざまです。
好きな飲み物、年齢、性別、国籍、学歴、人種、民族、考え方、価値観など人それぞれに異なるものがたくさんあります。この多様な特徴の共存が多様性社会です。
みんな違ってみんないい社会なのです。
ところで、多様な個性が尊重されることは大切なことですが、共存が希薄になっている昨今です。
個人の多様な思いを出し合うことは、会議を活気あふれる状態にします。しかし感情的な意見の対立になったり、結論が出ないまま活動や行事を中止したりする状況が多くなってきたように感じます。これは、人と人との良好な関係を築くコミュニケーションの低下と比例しているのではないでしょうか。
人々が情報をやりとりし、お互いの考えや感情を理解し合うことがコミュニケーションです。
このコミュニケーションを取るための効果的なポイントは
・自分の価値観や考えを押しつけない。
・相手の視点や意見をよく聞く。
・専門用語ではなく、わかりやすい言葉を使う。
・表情や声のトーンも意識する。(笑顔は心の健康にもなります。)
・相手が理解しているか確かめる。
などです。
コミュニケーションを豊かにする食事会や茶話会そして地域行事は、多様性社会の具体な場ですね。
文:人権擁護委員
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