■「多様性」を受け入れる
日頃の会話で、自分の思いと異なるとき、つい「それが普通、常識、当たり前」、「当然××」、「昔から××」、「皆が言っている」、そして次に「絶対××」、「××しなければならない」と相手に自分の考えを通そうとしてはいませんか?
一体、普通とは何?常識って?本当にそうなの?誰が決めた?誰の基準?無意識のうちに自分の思い込み、偏見を相手に押し付け強要したりしてはいませんか?一度自分を振り返ってみると、ハッとします。また、このような事がつい感情的に高じて、ハラスメントになっていることも多い昨今です。
言葉は、発する側と、受ける側では大きな隔たりがあります。無意識のうちに受ける側の心に大きな負担がかかったり、心を傷つけたりしているかもしれません。(無意識のハラスメント)
人は皆、それぞれの考え方や価値観、生き方などが異なります。それなのに互いを尊重し合えていないこと、多様性を認め合えていないこと、今大きな人権課題がここにあります。
まさに身近な問題で、自分自身の心にゆとりをもって、相手を思いやり、穏やかに、言葉は丁寧にやさしくを、心していきたいと思います。
文:人権擁護推進員
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