■あの頃の記憶~懐かしの「びわこ国体」~〔VOL.1〕
2025年に滋賀県では二度目となる第79回国民スポーツ大会(現在は「国民体育大会」。2024年大会から「国民スポーツ大会」に名称変更)が開催予定で、本町ではスポーツクライミング競技会が竜王町総合運動公園で行われます。
44年前の「びわこ国体」を振り返ると、本町では競技会の開催地とはなりませんでしたが、当時、皇子山陸上競技場で催された総合開会式では、町内の山之上の総勢120名による「山之上ケンケト祭り長刀振り」の演舞が披露されました。
今回は、全国から来県された多くの人々の前で演舞の主役を務められた竹内修さんに、あの頃の思い出を語っていただきました。そして、2025年に竜王町で初めて国スポが開催されることへの期待もお聞きしましたのでご紹介します。
◇あの頃の思い出
びわこ国体当時、県では全国から集われた皆さんを湖国の自治体を代表する郷土の伝統芸能でおもてなししようと考えていたようです。関係者の尽力もあり、幸いにも「山之上のケンケト祭り」に白羽の矢が立てられたのです。私は、その時「鉦(かね)打ち」という、祭りの中心的な役割を任されていて、総合開会式には地元の大勢の人たちと出させていただききました。
わが家にある写真やステッカーを見る度に、リハーサルや本番での出来事が昨日のことのように思い出されます。
開会式ではわずか数分の本番演舞でしたが、全国から来られた多くの人たちの前で「ケンケト祭り」を披露できたことを今でも鮮明に覚えています。
◇竜王町での開催に期待すること
来年に迫った国スポ・障スポ開催を契機に、今回、クライミング会場となる総合運動公園が、健康体力づくりの拠点施設として、仲間同士、そしてグループなどを中心に、スポーツに親しむ人たちで賑わい、生涯スポーツが益々盛んになることを期待しています。
会期:令和7年10月3日(金)~5日(日)の3日間
競技:〔正式競技〕スポーツクライミング(リード・ボルダー)競技
場所:竜王町総合運動公園
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