■「なぜ認知症を学ぶのか…」みんなで支えるとは…
竜王町では月2回、「ふきのとうカフェ(認知症カフェ)」を開催しています。認知症の人やその家族・介護者、地域で支える人々、認知症予防などに関心のある人の交流と憩いの場所です。誰もが気軽に集える場所で自由に参加できます。ここでは男性介護者も多数参加され、認知症について学ぶ・知る・考える・共感することができます。また、今年度から送迎を始め交通手段のない人も気軽に参加していただけるようになりました。
認知症の人とお話をさせていただくと、「忘れっぽくなってしまって…」「ちょっとおかしくなっちゃって…」と自覚されています。しかし、一方で家族はどう対応して良いかわからず悩んだり、認知症があることを隠そうとされることも多いです。
そんなとき、私たち支援者は「認知症になったからよろしくね」と言える竜王町になれば、本人も家族も苦しまなくて済むのにと思います。みなさんは、認知症になったら何もわからなくなり、普通の生活が送れなくなるというイメージを持っていませんか?
現在では認知症があっても活躍している人が増えており、認知症に対する捉え方も大きく変わりつつあります。認知症という生活の困難さを抱えても、前向きに暮らしている人がたくさんいます。認知症を正しく学ぶことで認知症への恐れや偏見、差別がなくなると思うのです。その第一歩として「ふきのとうカフェ」をご活用ください。認知症があっても、尊厳や希望を失うことなく家族や友人・ご近所の人たちと一緒に、地域の中で安心して暮らせる竜王町をみなさんと一緒に考えていきましょう。
誰もが認知症の正しい知識をもち、少しの気遣いと優しい心で認知症の人や家族を応援しましょう。
認知症サポーター養成講座標準教材 一部引用
文・竜王町認知症地域支援推進員
問合せ:福祉課(地域包括支援センター)
【電話】58-3704
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