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自治体の皆さまへ

すべての人を大切にするまちに

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滋賀県草津市

■町内学習懇談会をもとに「すべての人を大切にするまちに」
◇町内学習懇談会とは
各町内会では、町内学習懇談会が10月から開催されることと思います。市では、昭和51年から町内学習懇談会が各町内会で開催されています。町内学習懇談会は、

差別のない明るいまちづくりをめざして、一人一人の人権意識を高めるための学習の場として町内学習懇談会を位置付け、人権尊重のまちづくりに生かしていく

という狙いで進められています。町内学習懇談会では、暮らしの中にある偏見や差別の現実を振り返り、問題の解決のためにできることを話し合ってきました。そこから、誰もが安心して暮らしていける社会とはどのようなものかを考えてきました。これが、私たちの日々の生活に生かされていることと思います。

◇人権について学ぶことの大切さ
人権について学ぶことは、人権が尊重される社会の実現に大きく関わっています。
令和3年に滋賀県で実施された「人権に関する県民意識調査」では、人権に関する講演会・研修会に参加した回数が多い人ほど、人権が尊重される社会の実現に対して努力したいと回答する割合が高くなっています(グラフ参照)。この結果から、長年継続して取り組んできた町内学習懇談会は、人権が大切にされる社会づくりにとって必要なものであり、私たちの住みよいまちづくりに生かされるものといえます。

▽「講演会・研修会等への参加状況」と「人権が尊重される社会の実現に向けての考え方」との関連
(令和3年度滋賀県「人権に関する県民意識調査」より)

市では、町内学習懇談会などでも活用してもらうため、9月に学習教材「めざめ第46集」を全戸配布しています。今回は「子どもたちと共に考えたい共に生きるわたしたちの未来」というテーマで作成しています。学習会での活用とともに、ご家庭でも読んでいただき、人権について考えるきっかけにしてもらえたらと思います。
最後に、昨年度の町内学習懇談会で出された参加者の感想を紹介します。

・無意識のうちに差別してしまっていたことに気が付いた。
・知らないと間違った受け止めや判断につながる。
・見た目で判断していたけど、それが決めつけであると参加して気が付いた。

このような町内学習懇談会の中で生まれた一人一人の気付きや学びは、まちづくりの財産です。今年度の町内学習懇談会で、新たな財産が共有されることが望まれます。

◇『「人権・同和問題」に関する市民意識調査』にご協力をお願いします
調査期間:10月16日(月)~11月6日(月)
これまで取り組んできた人権・同和教育の成果と課題を明らかにし、これからの人権教育、啓発活動に生かしていくことを目的に実施します。

対象:市内在住で18歳以上の人から無作為に選出した3千人
※対象者に調査資料を郵送します

問合せ:人権センター(大路二、キラリエ草津3階)
【電話】563-1177
【FAX】563-7070

<この記事についてアンケートにご協力ください。>

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