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くさつ歴史ギャラリー

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滋賀県草津市

◆考古学と実験考古学
実験考古学という言葉を聞いたことがありますか。「考古学」は聞いたことがあるけど「実験考古学」は聞いたことがないという人も多いかもしれません。考古学は、地面の下に埋もれている土器や建物などの痕跡(こんせき)から昔の人々の生活の様子や移り変わりを明らかにしていく学問です。考古学の調査手法の一つとして発掘調査があり、建物などが建てられる前に、昔の痕跡が地中に残されていないか、どのような痕跡が残されているのかを調査し、記録を残しています。調査で出土する土器などの遺物(いぶつ)には、製作技法や使用方法が不明なものもあります。これらの疑問を解消するために遺物を復元し、使用してみるなどの、さまざまな実験を行うことにより、どのように作られ、使用されたかを明らかにすることが実験考古学です。
飛鳥時代末~平安時代にかけて草津南部で行われていた技術に“鋳造(ちゅうぞう)”という溶かした金属を型に流し込むものがあります。昨年度にユネスコ無形文化遺産に登録された近江湖南のサンヤレ踊りの御囃子(おはやし)で使用される楽器の一つである摺鉦(すりがね)も鋳造で作られています。
7月29日(土)に実物の約1/4サイズで実際に摺鉦を鋳造するワークショップを開催します。一緒に実験してみませんか。

問合せ:歴史文化財課(6階)
【電話】561-2429
【FAX】561-2488

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