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女性の活躍を応援します!

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滋賀県草津市

女性の社会での活躍を支援するため、起業や自身の目標に向かってチャレンジする女性を応援します。

[01]女性のさまざまな分野での活躍を!
新型コロナウイルス感染症の拡大により、女性の就業に大きな影響が及びました。その背景の一つとして、女性の産業別就業の偏りが挙げられます。女性就業者の割合は「医療、福祉」「宿泊、飲食業」などに多く、理工系を中心に技術者や研究者が少ない傾向です。
情報通信業はコロナ禍でも雇用が増加した一方、IT技術者も男女間の偏りが大きいのが現状です。デジタル人材の需要が高まっており、デジタルスキルを向上させることが、女性の安定した活躍につながると考えられます。しかし、需要が高いといっても情報通信業など女性の少ない分野に進むことに不安を感じる人もいるかもしれません。女性がさまざまな分野で活躍できるよう、市では新たな一歩を踏み出す人を応援する事業を行っています。

[02]女性活躍を応援する事業ではこんなことをしています
起業や就業など、新しいことに一歩踏み出したい女性のための塾として、草津市女性のチャレンジ応援塾「輝(き)☆業塾(ぎょうじゅく)」を実施しており、卒塾生は130人にのぼります。今年度は「Convivial(コンヴィヴィアル)City KUSATSU」を基調コンセプトとして開講します。同じような悩みを持つ仲間や、そんな悩みを乗り越えた卒業生に出会えるのも大きな魅力です。
男女共同参画センターでは、第9期輝☆業塾の受講生を募集しています。今年度は起業について学ぶ「未来起業家育成コース」に加えて、ITスキルを高める「デジタル人材育成コース」を新たに設けます。申し込みは8月8日(火)15:00までです。

■輝★業塾生インタビュー
◇[8期生]フリーランスフォトグラファー 有江愛香(ありえあいか)さん
Q.輝☆業塾に入ったきっかけについて
A.フリーランスフォトグラファーになったばかりで、今後の活動に悩んでいたことと、市の地域活性化に取り組みたいという思いがあり、広報くさつで募集を見て「市長にプレゼンアピールできるなんてめちゃチャンスやん!」という思いで応募しました。

Q.輝☆業塾に入って、ご自身の取り組みに変化はありましたか?
A.入る前は不安ばかりでしたが、同期や先輩方のおかげで、市内での活動の幅が広がりました。
また、男女共同参画センター発行の啓発紙『みんなで一歩』の表紙に私の撮影した写真が掲載され、事業で悩んだとき「表紙を見たよ~!」という声に励まされました。

Q.最近の取り組みや、今後の事業の展望を教えてください
A.母校である常盤小学校の入学式の撮影や、印岐志呂(いぎしろ)神社(片岡町)で4年ぶりに開催された、サンヤレ踊りの撮影をしました。
写真を見返すことで家族の幸せをより感じてもらう。そんなきっかけ作りができるフォトグラファーをめざしています。

◇[8期生]シュタイナー芸術教室主宰 宮内弥生(みやうちやよい)さん
Q.輝☆業塾に入ったきっかけについて
A.草津市在住でシュタイナー芸術教育(ルドルフ・シュタイナーが提唱した子ども一人一人の個性と成長を尊重して、自由に生きていくための自立を育む教育)の教室活動をしてきました。滋賀県でもオルタナティブ教育(文科省が定めた学校外での教育)が認知され、広がっていくことを願って、いろいろな方々とつながっていく活動がしたいと思い、応募させてもらいました。

Q.輝☆業塾に入って、ご自身の取り組みに変化はありましたか?
A.自分の活動をより真摯に取り組んでいく気合いをもらって、輝☆業塾の同期のつながりにも励まされています。

Q.草津市女性のチャレンジ支援助成金を何に活用されましたか?
A.シュタイナー芸術教育教室と植物療法サロンのロゴ制作や、ぬらし絵体験会を開催しました。

■宇宙飛行士も理工系!
理工系と聞くと研究職のイメージが強いですが、宇宙航空研究開発機構(JAXA)による宇宙飛行士候補者の選考では、理工系分野の知識が必要であるため、宇宙飛行士も理工系分野の職業です。
2月にJAXAから選ばれた新たな日本人宇宙飛行士の候補者2人のうち1人は女性であり、今後、訓練を経て宇宙飛行士認定をめざされます。2人は「科学に触れる機会や本などの経験談」を通じてこの職種を志したと語っています。
そんな2人の先輩として、宇宙飛行を経験された山崎直子さんが実体験をもとに記された図書を紹介します。

◇『宇宙飛行士は見た宇宙に行ったらこうだった!』
宇宙飛行士 山崎直子 著/児童書

宇宙の素朴な疑問について、質問に答える形でまとめられています。
史上2人目の日本人女性宇宙飛行士である著者の「小さいころの想像よりずっと宇宙は素晴らしかった!」というメッセージを、ぜひ体感してください。

■こんなイベントを知っていますか?
内閣府が発表した男女共同参画白書によると、大学生に占める専門分野別の女子学生の割合が、特に理工系分野で低くなっています。「女性が少ないけれど、やっていけるかな」「結婚や育児をしながら研究を続けられるかな」という不安もあるかもしれません。内閣府男女共同参画局では、主に女子小中高生を対象に「夏のリコチャレ2023」と題し、夏休み期間に行われる理工系の職業体験のイベント情報を発信しています。また、滋賀県立大学では、理系の楽しさを知ってもらうイベントを企画しており、登録しておくと案内を受け取れる「リケジョクラブ」を展開中です。

問合せ:男女共同参画センター(大路二、キラリエ草津5階)
【電話】565-1550
【FAX】565-1518
【メール】danjo@city.kusatsu.lg.jp

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