[新春特集]KUSATSU BOOSTERS 夢を草津(ここ)から(1)

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夢や目標、生きがいを持って「健幸」に過ごすためにはどうすればいいのでしょう?そのヒントを探るため、スポーツ選手として草津市をフィールドに活躍し、KUSATSU BOOSTERS(くさつブースターズ)である滋賀レイクスとレイラック滋賀FCの選手にお話を聞きました。どのようにしてスポーツ選手という夢をかなえたのか、競技との出合いや練習の工夫、スポーツへの思いを語ってもらいました。

■小さな努力を積み重ねて「遠い夢」だった場所にいま立っている
▽滋賀レイクス　森山修斗選手
[プロフィール]
1996年生まれ。滋賀県草津市出身。玉川中学校に入学し、バスケットボールを始める。
瀬田工業高校3年生のとき、全国大会に出場。2021年に滋賀レイクスターズ(現：滋賀レイクス)に移籍。ポジションはSF(スモールフォワード)。

◇プロは現実味のない「遠い夢」だった中学校時代
中学校の部活動で、なんとなく面白そうだな、友だちも入ると言っているしくらいの気持ちでバスケットボール部を選びました。最初は練習がきついと感じましたが、バスケットボールはシュートを打つ回数が多くて、シュートが決まったときの喜びが味わえて、すぐにバスケットボールが純粋に楽しくなりました。
試合で自分がイメージしたようにプレーできなかったり、分かっているのにできなかったりする自分が嫌になることはたびたびありました。でも、バスケットボールをやめようと思ったことは一度もありません。練習の後でスイッチをオフにして、友達とするバスケットボールが本当に楽しくて好きだったんですよ。
初めてプロの試合を間近で観戦したのは中学生のとき、レイクスのホームゲームでした。プロのプレーに圧倒され、演出もあって会場全体が盛り上がり、すごい迫力でした。プロはすごいな、ああいう場でプレーしてみたいなと憧れはしたものの、当時の自分にとっては「遠い夢」で、現実味のない憧れでした。

◇大学から声が掛かりプロを意識
滋賀県立瀬田工業高校に進学したのは、同校を卒業して就職した兄に憧れて「仕事するのもいいな」と思っていたからで、高校を出たら就職するつもりでいました。それと、県内のバスケットボールの強豪校に行くより、全国大会出場などの実績があまりない高校のチームに入って、強豪校を倒して全国大会に出て、みんなを驚かせた方が面白いなとも考えていました。
大学からバスケットボールで声がかかって初めてプロを意識しました。両親や監督の勧めもあり、大学に行くからにはプロをめざそうと心に決めました。
プロのバスケットボール選手になること、そして滋賀レイクスのメンバーとして滋賀でプレーすることが中学生のときからの「遠い夢」だったので、レイクスからオファーをもらって本当にうれしかったです。

◇休日は琵琶湖岸でリラックス
小学生の頃から家族と一緒に草津市の琵琶湖岸でバーベキューを楽しんでいました。今でも休日に、ふと思い立って一人でキャンプに行ったり、仲間と一緒にバーベキューやキャンプをしたりしています。湖岸で見晴らしが良くて、美しい自然のロケーションがいいところは、琵琶湖周辺でも草津市以外になかなかないと思いますね。琵琶湖の湖畔でリラックスすることは、お気に入りの休日の過ごし方です。

◇こつこつ努力して人間として成長したい
自分の目標は、バスケットボールだけでなく人間性も含めて、さまざまな面において楽しみながら成長し続けること、現状にとどまらないことです。どれだけ小さなことでも成長していけば、数年後に大きな成長になっていると思っています。
自分は高校のとき、全国大会に出場していますが、日本代表に選ばれるなどの目立ったキャリアはありません。努力を重ねた結果として、プロになれたらいいし、なれなかったら別の道を歩めばいいと高校を卒業するまで思っていました。常に全力でやって、あとは結果がついてくるかどうかだけ。努力が全てではないけれど、こつこつ努力し続けた結果、最終的な目標にたどり着けたと感じています。
皆さんも、スポーツに限らず何事においても先を見据えて、その時にできることをこつこつ努力して、夢に向かってがんばってほしいです。

《滋賀レイクス　キャプテン　柏倉哲平(かしわぐらてっぺい)選手》
草津市で毎年開催されるYMIT(ワイミット)アリーナでのホームゲームでは、満員の会場で皆さんから熱い応援を受けて勝利する喜びは格別で、強く記憶に残っています。
今年も1月31日(水)にYMITアリーナでのホームゲームがあります。ぜひたくさんの方に観に来ていただいて、皆さんと勝利の喜びを分かち合えるように僕たちも全力で戦います。今年も応援よろしくお願いします!