[新春特集]KUSATSU BOOSTERS 夢を草津(ここ)から(2)

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■全てはサッカーのために!「感謝」の思いを胸に滋賀初Jリーグチーム誕生に挑む
▽レイラック滋賀FC　キャプテン　山口真司選手
[プロフィール]
1996年生まれ。兵庫県神戸市出身。
幼稚園のころにサッカーを始める。
ヴィッセル神戸U-15、ヴィッセル神戸U-18を経て、2014年ヴィッセル神戸でプロデビューを果たす。
2020年MIOびわこ草津(現：レイラック滋賀FC)に移籍。
ポジションはD(Fディフェンダー)

◇抱き合って喜び合えるサッカーに魅せられて
サッカーは幼稚園から始めました。
両親はサッカーに興味があったわけではなくて、夜にちっとも寝ない子どもに困って運動させようと考えたみたいです。小学校からは少年団、その後クラブのユースチームに入って、プロになりました。サッカーをやめたいと思ったことは一度もありません。チームメイトみんなと一緒に一つの目標に全力で向かって、勝った瞬間に抱き合って喜ぶなんて、普通の生活では味わえないものです。競技を通して人とつながれること、それがサッカー、そしてスポーツの魅力です。サッカーを続けてきた理由はそこにあると思います。

◇うまくなるために必要なのは自分を客観的に見ることと努力し続けること
中学生の頃、チームの練習がない日は一人でよく坂道を走っていました。
試合の途中で体力が切れて走れなくなるのが悔しかったんです。もちろん最初はきつかったですよ。坂道を駆け上がれるようになってくると、この距離を何秒でと目標タイムを決めて走りました。そうすると、試合でもいくらでも走れるようになったんです。サッカーのためなら、坂道を走るのも楽しい!(笑)
周りから見たら「がんばっている」と思われたかもしれませんが、走ることは自分にとっては「当たり前」で、努力とは思っていませんでした。
ただし、見当違いな努力をしても意味がないので、自分に何が足りないのか客観視してみてください。でも「自分にはこれが足りない」と思っていても、それが違っていることもあります。だから、自分に合ったやり方を見極めて教えてくれる人に巡り会うことが大事です。あとは「努力し続ける能力」も必要だと思います。

◇草津市は住み心地がいい!
お気に入りは湖岸の夜景4年前「MIOびわこ滋賀」(2023年「レイラック滋賀FC」にチーム名変更)に加入するまで、草津市のことはほとんど知りませんでした。
移住してみたら、草津市は予想以上に住みやすいまちでした!交通の便が良くて京都などにも行きやすく、落ち着いた雰囲気で、買い物にも困りません。草津市に住むか迷っている人がいたら「住み心地いいよ!おいでよ!」と誘いたいくらいです。
草津市のお気に入りの場所は、夜の湖岸道路です。対岸の大津の夜景が湖面に映ってきれいで、夜景を眺めるためによくドライブしています。上から眺めるのとは違った、平面での夜景の美しさが新鮮です。

◇モットーは「感謝」一言に込めた思い
モットーは「感謝」です。幼少の頃から生活の全てをサッカー中心にして支えてくれた両親、チームの仲間やスタッフのサポートがなければ、サッカー選手としてここまでくることはできませんでした。その思いを込めての「感謝」です。レイラック滋賀FCに移籍してから、チームのスタッフと接する機会が増え、いろいろな面でサポートしてもらっていることを間近で見て、感謝の思いがより深くなりました。
昨年11月、J3クラブライセンス交付が決定したのも、膨大な書類を作成して込み入った手続きをクリアしたスタッフのおかげです。それも、わずか1年という驚異的な短期間でした!ライセンスが取れたことで目標が明確になり、チーム全員のモチベーションが目に見えて上がりました。スポンサーやスタッフの皆さんに対する「感謝」の心を忘れずサッカーをしていきたいです。
レイラック滋賀FCの、そして僕の目標も「J3昇格」です。草津市の皆さんに、Jリーグをめざしてがんばっている「レイラック滋賀FC」というサッカーチームが草津市で活動していることをまずは知っていただきたいですし、知っている人はチームの存在を周りの人に広めてほしいです。
ぜひスタジアムに試合を観に来てください。皆さんの声援が僕たちの力になります!

《レイラック滋賀FC　監督　菊池利三(きくちとしみ)さん》
昨年2月「MIOびわこ滋賀」から名称を一新して「レイラック滋賀FC」としてスタートを切りました。草津市の皆さんに、滋賀県初のJリーグチームとなることを目標とするレイラックの存在を知っていただきたいです。
そして、スポーツ観戦や応援が生活の一部となるように、スポーツの楽しさを伝えていきたいと考えています。J3に向けてがんばっている選手たちの活躍にご期待ください!