■紙の上のタイムトラベル
松本典久 著
東京書籍
本書は鉄道開通150年を記念して発行され、日本に鉄道が走り始めた1872年から2021年までの鉄道の歩みを、当時の写真や時刻表とともにたどっています。初の時刻表発行や東京駅の誕生、新幹線の運転開始、ダイヤ改正などのトピックスが盛り込まれ、鉄道がさまざまな発展を遂げながら走り続けていることを感じられます。
また、鉄道での東京~大阪間の所要時間を1889年と2020年で比べてみると、18時間52分から2時間21分と、16時間31分も短縮されています。
長い時間をかけ、多くの問題に挑み続けてきた鉄道を支える人たちの苦労と工夫の物語に触れ、これから鉄道がどのように変化していくのか興味が沸いてきます。鉄道と時刻表の歴史から、時代をたどるタイムトラベルを楽しんでみてください。
お問い合わせは、図書館・南草津図書館へ
<この記事についてアンケートにご協力ください。>