■特別会計の運営状況
昨年度の国民健康保険事業特別会計の決算の状況は、一般被保険者国民健康保険税が見込額を上回ったことなどにより、5,406万円の黒字となりました。
1人当たり医療費は、令和2年度は新型コロナウイルス感染症の影響による受診控えに伴い、金額が減少しましたが、令和3年度以降は増加しており、コロナ禍前よりも高くなっています。
今後も安定した国保財政を運営するため、被保険者一人一人が年に1回の特定健診やがん検診を受診するなど、健康管理に努め、健康増進に心掛けることが必要です。
◇1人当たりの療養諸費
※医療費用額(10割)÷平均被保険者数
■令和5年度 財政状況
◇歳入
◇歳出
◇用語の解説
・国保税
国民健康保険加入者からの税金
・国・県支出金
国と県からの負担金や補助金
・基金繰入金
国民健康保険準備積立金から繰り入れた財源
・繰入金
一般会計から繰り入れた財源
・その他収入
前年度からの繰越金など
・保険給付費
被保険者に給付した医療費、出産・葬祭費など
・国保事業納付金
都道府県が国民健康保険事業を行うために市町村から徴収する費用
・保健事業費
被保険者の健康保持増進事業のための事業費
・その他支出
還付金や補助金の返還金など
■特定健診は受けましたか?
日時:来年2月28日(金)まで
あなたの健康のために毎年健診を受けましょう。早めの受診をお勧めします。
近年、糖尿病などの生活習慣病の人が増加しています。生活習慣病は自覚症状が乏しいため、気付いたときには病気が進行していることがあります。重症化すると、日常生活を送ることが困難になり、重い後遺症が残ることもあります。また、多額の医療費負担にもつながります。
グラフ(1)は、市の国民健康保険被保険者の1人当たり医療費を示しています。年代が高くなるほど、医療費が高くなる傾向にあります。医療費の中で、生活習慣病は約3割を占めるといわれています。生活習慣病を予防するためには、年1回は特定健診を受診するなど、自分自身の健康状態を把握することが大切です。
グラフ(2)は、特定健診の受診率です。40~50歳代の受診率が低い状況です。生活習慣病の予防や早期発見、重症化のリスクを減らすには、40歳代から健康状態を定期的にチェックすることが大切です。
草津市国民健康保険加入者は、約9千円の健診が無料で受けられます。まだの人は、2月末までに特定健診を受けましょう。
◎約9,000円の健診が無料たび!
(1)年齢階層別1人当たり医療費(1人/年間、令和4年度)
(2)特定健診受診率(令和4年度)
◇冬場の健診について
冬場はインフルエンザ予防接種などと重なり、医療機関によっては健診の受付を制限している場合があります。
健診を受診する際は、医療機関にお問い合わせください。
問合せ:保険年金課(1階)
【電話】561-2366
【FAX】561-2480
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