■雪女のキス
井上雅彦 監修/光文社
「怪談の季節は?」と聞かれると、夏だと言う人が多いと思いますが、英国ではクリスマスに怪談を読むこともあるそうです。
本書では、総勢22人の作家が「雪女」をテーマに、独自の視点で作品を披露します。
ある吹雪の晩に一人の木こりが不思議な体験をする「怪談」でお馴染みの、小泉八雲「雪おんな」を筆頭に、絵画に描かれた雪女をめぐる話、現代に生きる雪女、バーで聞いた雪女の話、事件のトリックに使われた雪女、シナリオで読む雪女などを一度に楽しむことができる贅沢な作品集です。
寒さが厳しい季節はまだまだ続きます。特に雪がしんしんと降る夜に本書を開いてみてはいかがでしょうか。
雪女の足音が皆さんのすぐそばまで聞こえてくるかもしれません。
問合せ:
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