■今年度は草津市男女共同参画推進条例施行15周年!
市では男女共同参画社会の実現に向け、平成9(1997)年に「草津市女性行動計画『女と男のパートナープラン・くさつ』」を策定しました。その後も社会状況などの変化に合わせ、計画の改正を行い、取り組みを進めています。平成21(2009)年には「草津市男女共同参画推進条例」を施行し、今年度で施行15周年を迎えます。この条例の原案は、専門家や公募市民などで構成した男女共同参画推進懇話会で検討しました。分かりやすい表現を心掛け、市の責任と義務を明らかにした上で、市民の皆さんに積極的に協力していただくこと、また、多様な家族の生活の尊重を盛り込んでいます。
この機会に条例について知り、みんなの力で男女共同参画社会づくりを進めていきましょう。
◆男女共同参画社会ってなんだろう?
男女が互いを尊重し合い、職場や学校、家庭、地域などで、性別にかかわらず、個性と能力を十分に発揮し、喜びや責任を分かち合うことができる社会のことです。いつのまにか自分の中にある「男だから」「女だから」などの無意識な思い込み(アイコンシャス・バイアス)に視線を向け、自分やみんなが活躍できる可能性を広げていきたいものです。
◆男女共同参画社会の実現のために8つの決め事
「こんな社会にしていこう」という基本となる考え方として、条例に8つの決め事を定めています。
(1)男女の人権の尊重
(2)制度や慣行の見直し
(3)方針決定の場への男女参画
(4)家庭と仕事(社会生活)との両立
(5)多様な家族の尊重
(6)互いの性の理解・尊重
(7)セクハラ・DVの根絶
(8)グローバルな視点
◆原案策定の委員の重原文江さんにインタビューしました
◇条例制定当時について
この条例は、国の男女共同参画社会基本法制定の10年目に制定されました。この草津で、女性の地位向上に向けて活動されてきた市民の皆さまの思いを形にしたいと、話し合いや学習会をしたことが思い出されます。条例を身近なものにしてほしいと、市民活動団体のメンバーで、条例を紹介したハンドブック「変わるのは、今」を作成し、ペープサート※などで普及活動も行いました。
※紙人形を使った寸劇
◇今後の男女共同参画について
まだまだ積極的な改善が必要だと感じています。選択的夫婦別氏制度も検討されていますが、少子化対策の一つにもつながると考え、今後も注視していきたいです。この条例にあるように多様な考えを認め合い、性別や年齢にかかわらず、思いを伝え合うコミュニケーションが大切だと思います。若い人とともに、市民一人一人が自立した個人として、生き生きと暮らせるよう取り組んでいきたいです。
◆15年経過しました!進んでいる?~男女共同参画~
※1 地方公務員(草津市)の課長相当職以上の管理職
※2 企業などにおける指導的地位にある従事者
■6月23日(日)~29日(土)は「男女共同参画週間」
今年度のキャッチフレーズは“だれもがどれも選べる社会に”です。当センターでは期間中、図書館(草津町)と南草津図書館(野路町)では6月25日(火)までの間、図書やパネル展示を行います。ぜひお立ち寄りください。
場所:男女共同参画センター(大路二、キラリエ草津5階)
問い合わせ先:男女共同参画センター(大路二、キラリエ草津5階)
【電話】565-1550
【FAX】565-1518
<この記事についてアンケートにご協力ください。>