【話して笑ってみんなで健幸な一年に】
生まれも育ちも草津市の山本亜美選手は昨年、日本陸上競技選手権大会の女子400mハードルで4連覇を達成されました。草津市のPR集団であるKUSATSU BOOSTERS(くさつブースターズ)メンバーの山本選手と橋川市長が、スポーツの楽しさや「健幸」の秘訣、草津市の魅力、今年滋賀県で開催される「第79回国民スポーツ大会・第24回全国障害者スポーツ大会」について語り合いました。
■PROFILE
◇陸上・ハードル選手 山本亜美
2002年草津市生まれ、草津市在住。山田小学校、松原中学校、京都橘高校を経て、現在は立命館大学4年生。高校2年生のとき、茨城国体の少年女子共通400mハードルで優勝。大学1年生だった2021年に日本選手権で初優勝し、2024年に4連覇を達成。2023年アジア陸上競技選手権で銅メダルを獲得。
◇草津市長 橋川渉
1949年福井市生まれ。京都大学卒業後、1973年に草津市役所入庁。企画部長、政策推進部長などを歴任し、2008年3月から草津市長(16~20代)を務める。座右の銘は「至誠」「至誠にして動かざる者は、未だこれあらざるなり」(孟子)
■日本選手権で4連覇達成!
市長:あけましておめでとうございます。山本選手は、昨年の第108回日本陸上競技選手権大会女子400mハードルで優勝され、大会4連覇を達成されるなど、素晴らしいご活躍でした。おめでとうございます。その努力と栄誉をたたえ、昨年7月に、3度目の草津市民スポーツ大賞を贈呈させていただきました。
山本選手:ありがとうございます!生まれてから22年間ずっと住んでいる草津市から祝福していただけて、本当にうれしいです。
市長:4連覇を達成したときは、やはり特別な感慨がありましたか。
山本選手:4連覇できたことはほっとしましたが、正直悔しかったです。日本選手権は大学1年生から3年連続して、自己ベストの記録を更新しての優勝でしたが、昨年は大雨でコンディションが悪かったとはいえ、自己ベストの更新ができませんでした。
市長:優勝や4連覇をしても、さらに上をめざしておられるのですね。感銘を受けました。山本選手は大会前に緊張されることはありますか。
山本選手:周りからは「緊張していなさそう」と言われますが、レース直前は緊張でいつも泣いています。競技開始30分前に招集場で親やチームメイトを見ると、がんばらないといけないと思い、不安で感情があふれ出して、毎年すごく泣いてしまいます。でも泣いたら気持ちが切り替えられるので、泣くのがルーティンみたいになっていますね。
市長:4連覇をして、地元の方の反応はいかがでしたか。
山本選手:毎年、地域の会館で祝勝会をしてもらっています。また、お祭りのときに私が走っている映像を流してくれて、うれしかったです。近所の方に会うと「調子はどう?」と声を掛けていただき、いつも温かく見守ってもらっていることを感じています。
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