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【特集】KUSATSU BOOSTERS 新春対談 人もまちも温かい草津(3)

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滋賀県草津市

■笑うこと、話すこと 山本選手流「健幸」の秘訣
市長:山本選手は健康について何か気を付けていますか。
山本選手:食事でタンパク質を取るとか、体に良いものを食べるように心掛けています。
市長:幸せを感じるのはどのようなときですか。
山本選手:毎日何かで笑うと思いますが、それだけで幸せだと思っています。笑うことが幸せです。
市長:草津市では2016年に草津市健幸都市宣言を行い、「誰もが生きがいをもち、健やかで幸せであること」を「健幸」として、草津市に住む人だけでなく、通勤や観光などで訪れる人も健幸になれるまちをめざしています。健幸の秘訣は、適度な運動とバランスの取れた食事、十分な睡眠といわれていますが、山本選手流の健幸の秘訣があれば教えてください。
山本選手:人と話すことが大事だと思います。家から出て散歩とかをして、知っている人に出会ったらいっぱい話してほしいです。そうしたら絶対笑いますから。人と話すのは楽しいなと思ったら、家に帰ってからもうれしい気持ちになれるんじゃないかと思います。
何か心がしんどいなと思ったときでも、練習に行って、チームのみんなに会って体を動かしているうちに「あ、笑ってる」「楽しい」ってなって「もういいや」と思えてきます。スポーツを通して人と関わって笑う、それがスポーツの良さですね。
市長:草津市では、市内の飲食店や運動施設と協力して、野菜を多く使った料理の提供や、運動教室の開催(食と運動プロジェクト)を行っています。他にも、高齢者の体力向上や人とのつながりづくりのために、いきいき百歳体操や地域サロンで体操や食事をしての交流会を開催するなど、いろいろな健幸づくりに関わる取り組みを行っています。
健幸づくりは個人の努力だけではなく、家庭や学校、地域などが協働して取り組むことが重要だと思います。

■いよいよ今年開催!「わたSHIGA輝く」国スポ・障スポ2025
市長:今年は滋賀県で、わたSHIGA輝く国スポ・障スポ2025(第79回国民スポーツ大会・第24回全国障害者スポーツ大会)が開催されます。
草津市では国スポの正式競技として、昨年オープンしたインフロニア草津アクアティクスセンター(草津市立プール)で、水泳(競泳、飛込、水球、アーティスティックスイミング)を行い、バレーボールやバスケットボール、軟式野球、ソフトボール、公開競技としてバウンドテニス、デモンストレーションスポーツとしてノルディック・ウォーク、インディアカ、スポーツウエルネス吹矢を実施します。
草津市、滋賀県がスポーツで非常に盛り上がると思いますが、山本選手にとって国スポはどのような大会ですか。
山本選手:国スポは他の大会とは全然違います。成年選手が少年選手の中高生と一緒に大会に出るのが国スポの大きな特徴です。自分が中高生で出場したとき、全国の強い成年選手の活躍を間近に見られて「自分もあんな風になりたい」と憧れたので、成年選手として出場するからには、少年選手にかっこいい姿を見せたい。国スポはそういう大会です。
お祭りみたいな感じで、みんなが楽しんでいる印象ですね。普通の大会と違って、周りで関連商品の販売や、お土産コーナーがあったり、成年選手と少年選手が一緒に買い物に行ったりして、そこで交流できるのも楽しみです。
47都道府県それぞれの「色」というか特徴があって、国スポ独特の雰囲気があります。陸上の場合は、決勝に出場する8選手の登録している都道府県の応援合戦みたいになるんです。そういうところは現地でしか味わえない面白さ、楽しさだと思います。ぜひ競技場で試合を観てほしいです。

■障害者も健常者もアスリートとして同じ
市長:障スポの正式競技としては、草津市で水泳、バレーボールを開催します。山本選手は障スポにどのような印象をお持ちですか。
山本選手:陸上で耳や目が不自由な選手と一緒にイベントに参加したことがあるのですが、アスリートとしての意識やめざしていることは、障害がある人も私も全く同じ、何も変わらないと感じました。
教育実習の体育指導で特別支援学級の子どもたちと一緒にバドミントンやテニスをしたとき、私が大勝ちしたら「よっしゃー!」とガッツポーズをするなど普通に接していました。手加減し過ぎたり、変に遠慮したりするのは、かえって失礼だと思います。

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